謎を呼んだタイトルだったが、蓋をあけてみれば、単なるお経の文言だった、というオチがついた。
結局、りくの「悪女」ぶりが際立っていて、親父殿は何も悪くはない、というストーリーなんだけど、父親を追放することによって、義時の物語は一個、壁を超える。肝心の捕縛シーンは週を跨いだが、将軍自身が、あまり際立った「自我」を出さないところに、彼が主役ではない、という実感を感じる。
この国では口に出来ないような話。
謎を呼んだタイトルだったが、蓋をあけてみれば、単なるお経の文言だった、というオチがついた。
結局、りくの「悪女」ぶりが際立っていて、親父殿は何も悪くはない、というストーリーなんだけど、父親を追放することによって、義時の物語は一個、壁を超える。肝心の捕縛シーンは週を跨いだが、将軍自身が、あまり際立った「自我」を出さないところに、彼が主役ではない、という実感を感じる。
武士の鑑、というタイトルでまず思うのは、所謂「武士道」という概念が確立されたのはいつなんだろう、ということ。現代に伝わる武士のお作法はおそらくは江戸時代のものだから、結局はそれくらいの時代なんでしょうけどね。
本編を見るとわかるけど、鎌倉の頃の甲冑は戦国期のそれとは違って、まだ「見栄え」のようなものが重視されていた時代。武士とは何か、武者とは何であるか。譲れないものが何であるか。畠山はどんなものを、思いを抱いて死んでいったのだろうか。
陰謀渦巻く鎌倉。
畠山を追い落とそうとする、北条家と陰謀を阻止しようとする義時の小競り合いといった感じ。実際に滅ぶのは来週以降なんだろうけど、その前段階としては面白い回だった。義時の新しい妻を瞬間で見抜く三浦義村も良かったですよね。
話の流れ的に何を伝えたいのかがよく見えないな、と思っていたのだけど、最後の最後で全部ひっくり返ったイメージ。
どいつもこいつも欲にまみれた登場人物ばかりのなか、義時だけ、そういうのに引っかからないのは不思議と言えば不思議だったのだけど、これで、彼にも頭痛の種が一個増えることになりそう。
親父殿の追放も間もなくだろうから、物語として、何処まで描ききれるか、という最終回の年表的な位置づけがそろそろ気になってくる。
moneyforwardで1年前のメインバンクの残高を見ると3万ちょいだったのに戦慄が走る。今は40万手前。つまりは貯金できている、ということだ。
よくよく考えると、この1年、本当に何も買っていない気がする。鬱の症状が酷くて、意欲が減退傾向だった時期が半年くらいあったせいもあるかもしれないが。総額資産は順調に行けば年内には1千万を超えそうだが、為替相場の具合は割り引いてみないといけないな、とは思ってる。