どうする家康#48「神の君へ」

最後15分の「鯉のエピソード」は要らなかったんじゃないかと思うのだが、どうだろうか。このエピソードを挿し込む暇があるのであれば、家光と春日局のエピソードを挿し込んでほしかったと思うし、家康の最期に相応しい描き方があったのではないかと思ってしまう。

瀬名と信康の自刃が原点かもしれないが、それに余りにも引っ張られすぎていて、なにか描くべきエピソードを忘れているような感じがした。

総じて、なんとなく、中途半端な出来で、最後に小栗旬を出してくる理由もなんだかエンタメ的に寄りすぎている。もう少し、大河ドラマとしての矜持を貫いて欲しかった。

どうする家康#43「関ヶ原の戦い」

関ヶ原の戦い本編、というよりは、話がサイド、サイドに飛んで、物語としてはあまり見応えがよろしくなかった印象。

戦後処理も画面上のナレーションで済ませてしまって、本多忠勝の名シーン、「殿を相手に一戦仕る」が聞きたかったのだが、それも無さそうな感じがする。

ただ、本多忠勝が名槍「蜻蛉切」の名前を出したシーンは良かった。アドリブだったようだが。

どうする家康#41「逆襲の三成」