次回予告は「思わせぶり」であったのに、結局、肝心の暗殺シーンは持ち越すという。
でも、公暁が暗殺を実行してから、三浦に裏切られて殺されるまでをワンセットと考えると、こういう描き方になるのも納得がいくかもしれない。
トウの暗殺失敗は、衝撃だったが、源仲章の智謀が際立つ演出でもある。殺害までの描写はなかったので、生きているとすれば、何らかの伏線だろうか。
最早、愛想が尽きた。あの御方は、鎌倉を捨て、武家の都を別のところに移そうと考えておられる。
鎌倉殿の13人「審判の日」
義時が将軍を守ることを止めるきっかけは、源仲章に「のせられた」将軍が鎌倉御所を「西に」移すと言い出したことなのかもしれない。だが、裏を返せばそれは、義時が「頼朝の理想」を大切に思っていることの表現でもあるかもしれない。