鎌倉殿の13人#18「壇ノ浦で舞った男」

源平盛衰記で有名な那須与一のくだりは省略で、物語は一気に壇ノ浦へ。事前広報にNHKが力を入れていたので、さぞ痛快な場面が描かれるもの、と期待はしていたのだが、そこまででもなかった。

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物語の本筋は、おそらくは頼朝が没してからあとの話なので、18回目で平家が滅ぶのは想定の範囲内なのだが、ここまであっさりしていると、なんだかな、という感じもする。次回以降からは義経の討伐が始まると思うが、ここも結構あっさりめに行くのだろうか。

鎌倉殿の13人#17「助命と宿命」

大河ドラマは「成長の物語」でもある。かつて、源次郎信繁がそうであったように。今回の小四郎がそうであるように。そして、政子がそうであるように。

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為政者になるということは、頼朝が云うように、「鬼になること」を学ぶ、ということでもある。そして、小四郎が云うように、「言葉の重みを知る」ということでもある。源平合戦の最中、箸休め的なエピソードかと思ったが、随所に良い台詞があって、重みのある回だった。

鎌倉殿の13人#16「伝説の幕開け」

タイトル回収を毎回考えるのだけど、「伝説」が何処から何処までを言うのかいまいち不明だった。物語としては、木曽義仲、巴御前の退場と、一ノ谷の戦いまで。

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巴御前はもう少し全体を通して、丁寧に描きようがあったのではないか、という気がするのだけど、どうだろうか。物語の主人公が幕府成立後に台頭してくるような感じの設定なので、早い段階での退場は仕方がないとしても、だ。

もうひとつ、引っかかったのは梶原景時。後にこの人は退場するはずなのだが、いまいち、位置づけが見えてこない。これから、かな。

鎌倉殿の13人#15「足固めの儀式」

事前にネット記事で、三谷幸喜が、「上総広常が死ぬ」というネタバレをした、というのを読んでいたので、ああいう結末には準備が出来ていたのだが、同じ記事で、「この回はほぼ創作」と書いてあったのが、実は調べてみるとそうでもないな、と感じた回。

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タイトル回収で、「足固め」というのは劇中で描かれた幼子の儀式と、御家人たちの結束を強くして、源氏の足元を固める、という2つの意味があると思うのだが、次回以降はおそらく、義経が都に攻め入り、対平家の話がしばらく続く。そういう意味では重要なエピソードなのかもしれない。

鎌倉殿の13人#14「都の義仲」

木曽義仲の「田舎もん」感が半端ない。

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八重と小四郎が結ばれたのはおめでたいかもしれない。でも、やっぱり田舎もん感が半端ない。実際、そうだったのかもしれないし、むしろ、ドラマなので、多少オーバーになってはいるのだろうけど、なんだか悲壮感が漂った。巴御前がそれに磨きをかける。

最後の義経の旅立ちは、おそらく兄弟最後の会話なんだろうが、義仲の悲壮感ばかりが際立ったエピソード。

鎌倉殿の13人#13「幼なじみの絆」

二組の幼なじみの絆について。

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本筋は「幼馴染の絆」なのだけど、目が行くのはドライブ・マイ・カーで観た、三浦透子の方だった。雰囲気は全然違うのだけど、これはこれで「あり」かな、と。

それにしても、巴御前はナイスキャスティングのような気がするな。秋元才加は、良い女優さんになりましたね。

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鎌倉殿の13人#12「亀の前事件」

結局、今作では義経は「サイコパス」的な位置づけなのではないだろうか、という気がしてきた。

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「ほんの少し」のつもりをド派手に打ち壊したのは義経、という理由付けに敢えてしているところは、今後のストーリー展開への伏線を思わせる感じがする。

平家討伐では、活躍をする「はず」なのだが、この辺の設定がどのように生かされてくるか。

鎌倉殿の13人#11「許されざる嘘」

タイトルの「嘘」とは、最期に義経がついた嘘のことを言うのだろう。義円に対して。そして頼朝に対しての。

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でも、「爺様」が自害したというのも嘘だし、ひょっとしたら、恩赦で許される、というのも嘘なのかもしれない。色々な「許されざる嘘」にまつわるエピソードだった。

鎌倉殿の13人#10「根拠なき自信」

タイトルの回収が何処にあったのか、いまいち不鮮明だったな、と思った。上総が佐竹を斬るところなのか、義経の妙に自信が過ぎるところなのか。それとも亀の八重に対する態度なのか。

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頼朝の八重に対する態度も含まれるかもしれない。

印象的だったのは、亀の八重の使い方のシーケンスだけど、次回かその次あたりに政子による亀襲撃が発生するはず。そこも見ものかな。

鎌倉殿の13人#9「決戦前夜」

決戦前夜、というタイトルからして、富士川の戦いの終わりまでは行かないだろうと思っていたのだが、行ってしまった。

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まあ、メインストーリーは、伊東祐親を捕縛するところと、頼朝と義経の対面の2つなんだろうから、そこは良いのか。都を出た平家方の軍勢は各地からの寄せ集めで、士気は著しく低かった、という話は何処ぞへかき消されていた感じがあったけど、この後は、頼朝が関東を盤石にしていく感じだろうか。