当時の比叡山がどのようなところであったのか、というのはあちこちで語り尽くされている感があるので、それは置いておくが、今回は個人的にはあの「薬売りの少年」が何かの伏線なのではないかな、という気がしているが、どうだろうか。
落語家芝居とはいえ、小朝の天台座主の演技はそこそこ良かったとは思う。だが、なんか、あちこちに伏線が張り巡らされている感じがしてしまって、どうも、こう、本筋にスッと入っていけない感じがあった。
コロナ禍ではないのであれば、もう少し激しい焼き討ちのシーンが撮れたのだろうか。そんなことを考えてしまう。