鎌倉殿の13人#25「天が望んだ男」

丁度、半分の折返しで頼朝が退場。いよいよ本番である。

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頼朝の死に関しては諸説あるのだろうが、基本は吾妻鏡に依拠した感じだろうか。冒頭の「適当な」アドバイスに頼朝が惑わされつつ、コミカルさは三谷節という感じだったが、最後は静かに描いたのは良かったと思う。

来週以降がいよいよ物語本編。北条得宗家は、如何にして出来上がったのか、というところが本筋なのだろうが、13人のキーパーソンがどのようにして退場していくのかも見せ場なのかもしれない。

鎌倉殿の13人#24「変わらぬ人」

第24回、ということで折り返し地点に差し掛かってきた。年表通りでも、予告編でも、頼朝の死を匂わせる感じも出てきた。

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今回は退場者が2人。範頼の退場のシーンは物凄い「哀しみ」が伝わって来る良いシーンだった。心が「折れる」瞬間を如実に表現出来ていて、信じていたもの、信じていた人に裏切られた「悲しさ」が巧く出ていたと思う。

人間ってさ、「諦め」が入った瞬間、いろいろなものが「冷淡」になるよね。そんな感じ。ついていけなくなる、とでも言うのか。

鎌倉殿の13人#23「狩りと獲物」

曽我兄弟の仇討の回、頼朝が暗殺危機の回、と言いつつ、印象に残ったのは、御曹司の「つらさ」だろうか。

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頼朝の「駄目さ」加減をしっかり出しつつ、併せて「天に守られている感」も出すのは脚本の巧さだと思うが、死んだ工藤祐経が、あそこで殺された、というのはもう少しはっきりと明示されても良かったような気がした。

鎌倉殿の13人#22「義時の生きる道」

表向きは、八重の死から、立ち直ろうとする義時のストーリーだが、次回以降へ向けての伏線の張り方が良い回。

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曾我兄弟の仇討ちに関しては諸説あるのだが、吾妻鏡を底本としているイメージがある中で、曾我物語からどれだけ引っ張ってくるのかが、ある意味見どころかもしれない。でも、頼朝も討つ、と言ってしまっているので、基本線は吾妻鏡かな、という印象。

それにしても、西田敏行の後白河法皇は、結構あっけなかった。「ナレ死」にされなくて済んだだけでも良かったか。鈴木京香も、これでお役御免かな。