結局、今作では義経は「サイコパス」的な位置づけなのではないだろうか、という気がしてきた。
「ほんの少し」のつもりをド派手に打ち壊したのは義経、という理由付けに敢えてしているところは、今後のストーリー展開への伏線を思わせる感じがする。
平家討伐では、活躍をする「はず」なのだが、この辺の設定がどのように生かされてくるか。
この国では口に出来ないような話。
結局、今作では義経は「サイコパス」的な位置づけなのではないだろうか、という気がしてきた。
「ほんの少し」のつもりをド派手に打ち壊したのは義経、という理由付けに敢えてしているところは、今後のストーリー展開への伏線を思わせる感じがする。
平家討伐では、活躍をする「はず」なのだが、この辺の設定がどのように生かされてくるか。
原作は既にkindleの本棚に入っているのだが、映像の方を先に観た。
自分自身が「孤独」であることを自覚しているせいか、三浦透子の演技にもの凄い惹かれるものがあった。結局、人間は孤独なのかもしれない。独りで生きていくしかないのかもしれない。共通する「思念」のようなものを持つ人が見つかれば、それだけで幸せなのかもしれない。そんなことを考えた。聞かせるわけでもなく自分の半生を彼女に聞かせる男と、その話を受けて自分の半生を語る女性。物語としては「長い」が、すっと観ることが出来た。
タイトルの「嘘」とは、最期に義経がついた嘘のことを言うのだろう。義円に対して。そして頼朝に対しての。
でも、「爺様」が自害したというのも嘘だし、ひょっとしたら、恩赦で許される、というのも嘘なのかもしれない。色々な「許されざる嘘」にまつわるエピソードだった。
タイトルの回収が何処にあったのか、いまいち不鮮明だったな、と思った。上総が佐竹を斬るところなのか、義経の妙に自信が過ぎるところなのか。それとも亀の八重に対する態度なのか。
頼朝の八重に対する態度も含まれるかもしれない。
印象的だったのは、亀の八重の使い方のシーケンスだけど、次回かその次あたりに政子による亀襲撃が発生するはず。そこも見ものかな。
決戦前夜、というタイトルからして、富士川の戦いの終わりまでは行かないだろうと思っていたのだが、行ってしまった。
まあ、メインストーリーは、伊東祐親を捕縛するところと、頼朝と義経の対面の2つなんだろうから、そこは良いのか。都を出た平家方の軍勢は各地からの寄せ集めで、士気は著しく低かった、という話は何処ぞへかき消されていた感じがあったけど、この後は、頼朝が関東を盤石にしていく感じだろうか。