【評】マトリックス レザレクションズ

個人的には、マトリックスはあの三部作で終わったもの、としていたのだが、続編ということで一応、DVDで鑑賞。

押井守の作品からインスピレーションを得たという噂もある、ド派手なアクションシーンはそこまで無くて、なんか、後日談という感じで淡々と物語が進んでいく。監督自身が親の死の悲しみを紛らわせるために撮った、なんていうエピソードもあるらしいが、まさにそんな感じ、そんな印象。世界観は壊していないけれど、別になくても良いかな、という感じ。

年齢を重ねたネオやトリニティーは見たくないし、モーフィアスを違うイメージでも観たくない。なんだか中途半端だった。

鎌倉殿の13人#16「伝説の幕開け」

タイトル回収を毎回考えるのだけど、「伝説」が何処から何処までを言うのかいまいち不明だった。物語としては、木曽義仲、巴御前の退場と、一ノ谷の戦いまで。

巴御前はもう少し全体を通して、丁寧に描きようがあったのではないか、という気がするのだけど、どうだろうか。物語の主人公が幕府成立後に台頭してくるような感じの設定なので、早い段階での退場は仕方がないとしても、だ。

もうひとつ、引っかかったのは梶原景時。後にこの人は退場するはずなのだが、いまいち、位置づけが見えてこない。これから、かな。

鎌倉殿の13人#15「足固めの儀式」

事前にネット記事で、三谷幸喜が、「上総広常が死ぬ」というネタバレをした、というのを読んでいたので、ああいう結末には準備が出来ていたのだが、同じ記事で、「この回はほぼ創作」と書いてあったのが、実は調べてみるとそうでもないな、と感じた回。

タイトル回収で、「足固め」というのは劇中で描かれた幼子の儀式と、御家人たちの結束を強くして、源氏の足元を固める、という2つの意味があると思うのだが、次回以降はおそらく、義経が都に攻め入り、対平家の話がしばらく続く。そういう意味では重要なエピソードなのかもしれない。

鎌倉殿の13人#14「都の義仲」

木曽義仲の「田舎もん」感が半端ない。

八重と小四郎が結ばれたのはおめでたいかもしれない。でも、やっぱり田舎もん感が半端ない。実際、そうだったのかもしれないし、むしろ、ドラマなので、多少オーバーになってはいるのだろうけど、なんだか悲壮感が漂った。巴御前がそれに磨きをかける。

最後の義経の旅立ちは、おそらく兄弟最後の会話なんだろうが、義仲の悲壮感ばかりが際立ったエピソード。

鎌倉殿の13人#13「幼なじみの絆」

二組の幼なじみの絆について。

本筋は「幼馴染の絆」なのだけど、目が行くのはドライブ・マイ・カーで観た、三浦透子の方だった。雰囲気は全然違うのだけど、これはこれで「あり」かな、と。

それにしても、巴御前はナイスキャスティングのような気がするな。秋元才加は、良い女優さんになりましたね。