鉄槌をくだせ。

パワハラ苦で自殺 東京地裁が労災と認定

製薬会社「日研化学」(現・興和創薬、東京都中央区)の静岡営業所に勤務していた男性=当時(35)=が自殺したのは、上司の暴言など「パワーハラスメント」(パワハラ)が原因だとして、男性の妻が労災を認めなかった静岡労働基準監督署の処分取り消しを求めた訴訟の判決が15日、東京地裁であった。渡辺弘裁判長は上司の暴言が自殺の原因になったことを認め、国に処分の取り消しを命じた。
 原告の代理人弁護士によると、パワハラを自殺の原因として労災を認定した判決は全国で初めてという。
 渡辺裁判長は、上司のパワハラを「男性の人格、キャリアを否定する内容で過度に厳しい」と指摘。その上で「男性の心理的負荷は、通常の上司とのトラブルから想定されるものよりも重い」と判断し、「男性は仕事のために鬱(うつ)病になり自殺した」と結論付けた。
 判決によると、男性は平成9年から、静岡営業所で薬剤の営業を担当。営業成績が良くなかったことから、14年に同営業所に赴任した50代の係長に「存在が目障り」「給料泥棒」「背中一面にフケがベターっと付いてる。病気と違うか」などとパワハラを受けた。
 男性は14年12月ごろから鬱病の症状を見せ始め、15年3月に自殺した。男性の妻は16年、同労基署に労災を申請したが認められなかった。
 男性の妻は、同社と係長に対して、約1億円の支払いを求める訴訟を起こし、昨年9月に和解が成立している。

明らかな「殺人」である。画期的な判決を素直に喜びたい。
前例がなければ何もできない日本。心の病が~なんて騒ぐ前にこういう連中に鉄槌をくだすシステムを作るべきなのだ。

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