【評】マトリックス レザレクションズ

個人的には、マトリックスはあの三部作で終わったもの、としていたのだが、続編ということで一応、DVDで鑑賞。

押井守の作品からインスピレーションを得たという噂もある、ド派手なアクションシーンはそこまで無くて、なんか、後日談という感じで淡々と物語が進んでいく。監督自身が親の死の悲しみを紛らわせるために撮った、なんていうエピソードもあるらしいが、まさにそんな感じ、そんな印象。世界観は壊していないけれど、別になくても良いかな、という感じ。

年齢を重ねたネオやトリニティーは見たくないし、モーフィアスを違うイメージでも観たくない。なんだか中途半端だった。

【評】ビューティフル・ドリーマー

名作、とか転換点とか、後世に影響を、と謳われていたのは知っていたが、実は観ていなかったうる星やつらの「ビューティフル・ドリーマー」を漸く観た。

うる星やつらシリーズそのモノ、には全く思い入れもないし、基本的な登場人物も知らないが、まあ、面白くはあった。押井守の「原点」が見える感じがする。この後にパトレイバーシリーズが作られるのだ、と思いつつ、何だか感慨深くなる感じがした。

ただまあ、80年代のドタバタコメディアニメ、というジャンルについては、どちらかというと「嫌い」なので、そのへんの折り合いの付け方は難しかったかな。