緊急事態宣言第二章

夕方になって、東京都と近県の知事が緊急事態宣言の発令を要請するというニュースがあった。

小池百合子が政府に責任を転嫁している、なんていう言説もあったのだけど、こういうのは政府のほうから動くべき性質のものだと思うし、責任が何処にあるか、なんていう話は後世の歴史家にでも任せておけば良い話だと思う。個人的にはもう半月、早く出来なかったのか、と思うのだけど、今考えると、1000人というのは明確な閾値だったのだな、と感じる。

安倍晋三の後

安倍総理が辞任会見。

長い間、このクニをよく守ってくださったと思う。変に思想洗脳された輩が減り、少しずつ「誇り」を取り戻せたことは多少なりともプラスではなかったか、と思う。
一方で、安倍晋三の後、このクニがかつての悪夢のような左翼思想に再び染まってしまうような事だけは何としても避けなくてはいけない。コロナ対策は勿論大切だが、大局を見て、物事を動かせるような方がその席に就いてくれることを心から願いたい。

大抵のこと

最近、気が付いたことがあるのだけど、大抵のことは下調べから始めて、先人たちの知恵を拾い集めて巧く組み合わせることができれば出来てしまう。googleで何でもかんでも調べるのは良くないとか、思考力がつかないとか、そういう議論はさておき、出来てしまう。

知恵を拾い集めて、自分が解決したい課題にapplyして、解決したい課題を解決するのは立派な「能力」だ。サボっているわけでもないし、手を抜いているわけでもない。勉強する意欲がない、とか酷評される事が多いのだけど、そうじゃない。20年くらいエンジニアをやってきて、確立させた、自分なりのやり方。

多くの人はこれができないらしい、ということに最近気が付いてきた。現状分析と、弊害の分析と、planの策定。解決方法の出し方。人生の積み重ね、というのはやはり大切なんだなーとは思う。

感染者220人超過

東京都の感染者が220人を超えたのが話題なんですが、イベントの人数制限緩和は予定通りだそうで。PCR検査をきちんと実施した結果なんだ、というのが政府あたりの言い訳なんだけど、見方を変えると、感染者が街なかを歩いている事実の証拠なわけで、この状態で、街中を歩くのは正直恐怖を感じてしまう。

経済再生と、利益誘導が優先なんだろうけど、為政者連中は、正直なところ、どう思っているのだろうか。

パワハラ防止法が施行というが。

パワハラ防止法が施行された、というのだけれど。

結局、空気を読め、とか、同調圧力的な「ザ・ジャパニーズ」カルチャーが無くならない限りはこういうパワハラだの、モラハラだの、というのは撲滅できないのだと思っている。昨今はSNSでの罵詈雑言が話題になったけれど、同じことは30年も昔の日本社会に存在していたわけなんだから。

なんでもかんでもアメリカナイズしてしまって、寛容さが失われたことを嘆くシーンがあるが、こういうところはもっとビジネスライクに訴訟社会になってしまっても良いのではないかと個人的には思っている。

結局、何も出来ていない。

結局、何も出来ていないのではないか、という気がしている。しなくてはいけないこと。読まなくてはいけない本、書かなくてはいけないコード。たくさんのTODOリストはあるのだが、全くといって良いほどこなせていない。

「意識高い系」というパワーワードが流行った時期が数年前にあったのだけど、何か間違っているな、と思い込んでしまって、意識高くあることを捨てた。それ以来だ。何かにつけてモチベーションを失ってしまったのは。

期間延長

政府は緊急事態の延長を決めたようなんだけど、ゴールデンウィーク前、あるいは真ん中のカレンダー的には平日の部分で発表できなかったのだろうか、という疑問がひとつ。あとはどうなれば、解除できるのかの基準が示されないのは何故なんだろうか、という疑問がひとつ。

後者は「誰も責任を取りたくないから」なんだと思うのだけど、それこそ、もう事態が落ち着いたら解散総選挙で良いのではないかと思う。国民に信を問う!と言ってね。安倍晋三のタスクは色々あったと思うのだけど、結局この新型ウィルス騒ぎでなんだかんだと崩れてしまった。個人的には憲法改正はマストだと思っていたのだけど、再びこれにチャレンジできるような総理大臣はしばらく出てこないのではないかと思う。

早くまともなクニになって欲しい。少なくとも、国民の代表として危険な地域に赴いて下さる自衛隊の皆様に敬意を払えるようなクニに。

棄てるべきもの

先日、すったもんだした挙げ句に安倍内閣が決めたのが国民1人あたり10万円の現金配布なのだけど、明らかになったのは、このクニが未だに「家父長制」という旧態然としたシステムを信じて疑っていない、という事実であると思う。

DVや、毒親の例を持ち出すまでもないのだろうが、「家父長制」という制度は既に崩壊して久しい。私自身も親父は絶縁した気分でいる。

今回の騒動で、だいぶん、このクニでは「棄てるべきもの」が明らかになったのではないか。家父長制然り。印鑑然り。紙ベースのアレコレ然り。

緊急事態宣言とは

政治家近辺が、特に野党近辺が緊急事態宣言を出せ、出せ、というので、実際に何が変わるのか、と思うのだが。

ニッセイ基礎研究所のこの記事が仮に正しいとしたら、ほとんど何も変わらないのではないか、という気もする。

現職の勤務先も、「重要案件に関わるエンジニア」は引き続き出社、という方針だし、もう少し、いや、だいぶん、強制力のある法律を作って、取締ができるようにしないと実効性を伴うような措置はとれないのではないか、と思うのだが、どうだろうか。

暑ければ寒いと云え

暑ければ寒いと云え、悲しければ笑え、とは虎哉宗乙の言葉だったが、その真意は、人の上にたつものが滔々と不満を口に述べてはいけないということ。我慢の出来ない奴は大将足る器ではないということだ。

「義を説き、範を垂れる」とカスペン大佐に詰め寄ったのはキャデラック特務大尉だったが、これも指揮官の何たるかを語った言葉。

なんだか、美しい指揮官、モデルロールとなる人がいなくなってしまったような印象が最近している。悲しいけれど。これも老害の一種なんだろうか。