どうする家康#16「信玄を怒らせるな」

姉川の戦いが1570年、家康の浜松遷都が1570年なので、時系列的には合っているのだな、と後から確認したけど、なんだか時系列が壊れたような印象があった今回。

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武田家の西上作戦は1572年。今回のエピソードはその前日譚なのだろう。織田家を描いたようなものと似たシーンが、武田家でも描かれていた。織田家が黒ならば、武田家は赤。コロシアムのような場所で武士同士が鍛え合っている。

合戦のシーンを徹底的に排除する代わりとしてのイメージ挿入は悪くない手法かもしれない。ただし、これでは三方ヶ原がどう描かれるか。夏目の死亡フラグは確定だろうが、「俺の桶狭間をここでやる!」と勢いづいた家康を巧みに野戦に誘い出す信玄と、一連の逃亡劇、空城の計はしっかりやってほしい。夏目がいる意味がわからなくなる。

【評】仕掛人・藤枝梅安2

レイトショーがやっていないもので、なかなか観にいけなかったんだけど、ようやく観てきた。おそらくは、公開最終日。

天海祐希が際立っていた第一作とは違って、男同士の非常に男臭い物語。youtube公開のメイキングでも同じようなことを語っていたけれど。

それにしても、悪役のほうの椎名桔平一味のラストシーンは、原作通りなんだろうか。なんか非常にあっけなさすぎた。まあ、でも、佐藤浩市とその相棒を倒すところがクライマックスだとすれば、あれはあれで良いのかもしれない。

最後、エンドロールの後で長谷川平蔵を出して、次作の宣伝をするのはご愛嬌というところか。

どうする家康#15「姉川でどうする!」

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金ヶ崎撤退戦がまさかの「ナレーション処理」されて、一気に姉川の合戦へ。徳川家康の物語が長いのは充分に承知はしているのだが、ピックアップする場面が微妙にズレていないだろうか。信長が金平糖を渡してやったり、随所、随所に物語らしい部分はあるのだが。

姉川の合戦で、秀吉が家康の陣に鉄砲を撃ち込ませていたのだが、あれが、関ヶ原での小早川陣への発砲に対しての長い長い伏線になりそうな気が少しした。

どうする家康#14「金ヶ崎でどうする!」

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金ヶ崎撤退戦の一部始終が描かれるのかと思っていたのだが、阿月が金ヶ崎に辿り着くところで終わってしまった。来週が姉川なので、撤退戦の部分は、あんまり描かれなさそうな予感がする。明智光秀は、この物語では所詮「脇役」に過ぎないのかもしれないが、撤退戦で明智光秀を主戦に置かないところもいまいちなんか、理解出来ない。

どうする家康#13「家康、都へゆく」

麒麟がくる、の明智光秀と足利義昭の描き方がまだ視聴者の心に残っている中でのこの描き方は「無し」だと思う。

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所詮は、ドラマなのでどうでも良いのかもしれないが、良くも悪くも連続性というものがあって、長谷川博己の明智光秀との「落差」はあまりに大きすぎた。かたや主役で、かたや脇役なのかもしれないが。

次回、金ヶ崎撤退戦はある意味で明智光秀が主役なのだが、そこの描写はほぼなくて、おそらくはお市が遣わした侍女の「阿月」と、その持ってきたメッセージの解読が本流なんだろう。