真田丸#46

サブタイトルは「砲弾」なわけなんですが、肝心の砲弾は本当にラストに出てくるのみで、なんだか、演出の巧さが出たと思った。今週も和睦まで行かなかったので、夏の陣はどうやら薄い描き方になりそうな予感。タイトルが真田丸なだけに、仕方がないと言えば仕方がないか。

真田丸#45

大坂冬の陣開幕、真田丸を巡る一戦における完封勝利。
それにしても、高砂の件は親父殿の所作そのままでまさにデジャヴ。あと5回なんだけど、ギリギリのラインで幸村の死までいけそうかなーという感じだろうか。タイトルが真田丸なだけに、夏の陣のほうは描き方が薄くなるのかもしれないが、タイトルバックの赤備えの突撃は夏の陣を彷彿とさせるものだし、どうなんだろうか。

真田丸#44

メインタイトルを削ってまで尺が足りなくなったか、と思いきや、メインタイトルを最後に持ってくるという逆転の演出だった。
真田丸を築くまでの一部始終なんだけど、大坂方のダメさ加減が上手く描かれていると思う。大蔵の局はここまでダメだったのは結構珍しい描き方ではないかと思うのだけれど、どうだろうか。そして、飾りだった、飾りであったことが多い秀頼の独立心を出すのも結構珍しいと思う。

真田丸#43

舞台芸術として、この大河ドラマを解釈すると良いのではないか、という真田丸の評論を読んだのだけれど、それが如実に出た回ではなかったか。最後の最後でお袋様の一言で全てがひっくり返ってしまうのは、大層な「オチ」であって、それまでが見せ場。そして、今回の物語の本筋である「真田丸」築城へつながっていくのだと。

真田丸#42

幸村が入城して、一緒に戦う仲間の紹介、といった回。あと8回であることを思うと、今回をこれだけで終わらせるのは少々意外。次回予告がなんだか微妙だったんだけど、次回で真田丸の構築、次々回で冬の陣、というところが予測になるが、合戦の描き方が何だか微妙なこの大河ドラマ、あんまり期待しないほうが良いのかもしれない。

真田丸#41

幸村の大坂入城。
幸村の見たものを描く、という根幹の主張が正しければ、信之の2人の息子の描写あたりは要らなかったような感じもするけど、後々のエピソードを考えるとこの描写は必要だったのだろう。それにしても、何故稲姫は自分の息子を嫡男に推さなかったのだろうか。その辺の描写が薄かったような気がする。

真田丸#39

大坂の陣迄の箸休め的な1話。真田紐の話は俗説に過ぎないというのが通説だと思ったが、今回はそれの採用はなし。それにしても、ルソンから帰国した際にもってきた紐が原型というのは少々無理があったような気がする。

真田丸#38

時が一気に進んで、三谷幸喜の苦心が見える回。昌幸の死と、徳川幕府の開府。その裏のアレコレ。
小野お通の登場は公式のFacebookで観ていたので、了解はしていたけれど、この先何処まで重要な役回りを果たすのかは注目するべき点だろうか。加藤清正の死といい、重要な所は池波正太郎の小説をなぞっているような印象を受けた。

真田丸#37

関ヶ原の合戦、第二次上田城合戦の後日譚と、九度山入り迄。
忠勝が信幸と共に命乞いをする場面はなかなか良かった。有名なエピソードは数あれど、肝心な部分はそれなりにしっかり描かれているような感じがする。それにしても、次回予告はなかなか衝撃的だった。40回目を前にして昌幸を殺すか、って感じだなー。残り10回で冬の陣と夏の陣を半々位で描くイメージだろうか。源二郎が観ていないものはとことん省略するという意味ではそれが一番良いのかもしれないが。

真田丸#36

小山評定から、第二次上田合戦、関ヶ原の終わりまで。
予想通り関ヶ原そのものは数カットで終わった。それにしても、今作は合戦シーンがどうにも陳腐な感じがする。殺陣自体は悪くないと思うのだけど、やはり予算の関係だろうか。天地人も結構陳腐だったけどね。スタジオ撮影で予算がかかっていないのが見え見え過ぎてちょっとね。大坂の陣にはその分予算がかかると信じたいもの。