震災からの復興

明日は3月11日なのだけど、震災からの復興をテーマにした遅いインターネット会議。ラジオっぽく聞いていたのだけど、結局この10年でこのクニは何も変わらなかったのではないか、と感じる。

安倍晋三の休校要請を後先考えずに思いつきで出した、という批判があるのだけど、このクニに足りないのは結局「責任を取ることのできる責任者」ではないのか、と思う。安倍晋三が本当に責任を取るかどうかはそのうちわかると思うのだけど、誰かが決断して、誰かが実行策を考えて、実際の統治を行っていかないといけない。責任を取りたくない責任者達が責任を取りたくないが故に何も決断しない。この10年、そんなのばっかりだったのじゃないか。

後先考えている暇があったら、とりあえずやってみなはれ、という気風がもう少し広まっていくといいな、と思う。これは結局「失敗を許容する社会」を広めよう、ということになってしまうのかもしれないけれど。

遅いインターネット始動

遅いインターネットの本サイトが始動した。

宇野常寛氏の言動には以前から興味があって、PLANETS CLUBも入ろうかどうか、さんざん迷った挙げ句にこの1月に加入した。「遅い」インターネットと「速い」インターネット。その違いとか、定義付けがいまいち明確になっていないのだけど、最初の3本の記事は良質だと思うし、所々にはその背景をわかっていると、クスッと笑えるような記述もある。自転車と教習所とかね。

そもそも、このドメインではトップのページのほうにはもっとサブカルや教養的な話をまとめたいな、と思っていたので、遅いインターネットにインスパイアされた何かを書いていくことができればいいな、とは思う。

ただ、それをTwitterやFacebookのSNS系は全然考えずに、とりあえず発信させれば良いという方向に行った。結果、人々はより考えなくなってしまった。

https://slowinternet.jp/article/20200217_3/

未だに一つ、解決されていない疑問が僕にはあって。それは、遅いインターネットの言説のひとつに、「人々は考えなくなってしまった」というのがあるのだけれど、なぜ、考えなくなってしまったんだろうか。そこの疑問が取れていない。考える力。慮る力。そんなものが無くなってしまったのは何故なんだろう。