スカイウォーカーの夜明け

STARWARSのEpisode9を観てきた。

なんだろうなあ…後付の設定が多すぎないか。パルパティーンの復活もそうだし、レイとパルパティーンが祖父、孫、という関係もそうだし。回収仕切れていない伏線も多そうな印象。ディズニーに版権が移って、商業主義的になるのはある程度は覚悟していたつもりなんだけど、物語の作り込みが「雑」になっている感じがした。

戦闘シーンで、レンとレイアがリンクしつつ、敵を倒していく、という感じのシーンがあったのだけど、あれも何か伏線というか、説明が出てきていないと、「ん?」という感じになりそうなイメージ。前作で遠隔会話していたのが伏線といえば伏線なのかもしれないが。

STAR WARS IDENTITIES

天王洲アイルの寺田倉庫で年明けまでやっているというSTARWARS IDENTITIESに行ってきた。

単純にSTARWARS関連の資料展覧会でも長いこと作品を観ている側としては嬉しいのだけど、結構貴重なものが揃っているうえに、色々と考えさせてくれる展示内容だった。開催中に機会があればもう1回行きたい。

ローグ・ワン

ローグ・ワンを観てきた。episode7よりも面白かったような気がする。ライト・セーバー戦ではなくて、ガチンコの白兵戦がある種の見どころだし、「ローグ・ワン」の台詞が出てくるまでが多少冗長な気もしたけど、あれはあれで良かったんだと思う。それにしても、フォースの概念をどの程度に置いているのかは不明確だった気はしますけどね。ディズニー系の王道ファンタジーというわけではないが、ファンタジー系な要素はepisode7よりも弱まっていて、制作陣も客層の好みをわかってきたのだろうか。

真田丸#2

真田丸第2回。

天目山における勝頼の自刃、小山田信茂の降伏、真田家の人々は岩櫃城へたどり着くまで。懸念していた喜劇化は思ったより強調されなくて良かった。
演出も型が見えましたね。オープニングに挿入されるその回のハイライトと、六文銭のタイトルバックからそのまま始まる有働由美子のナレーション。気になる点が幾つか。

信繁は何故逆手で刀を扱うのか。
殺陣の付け方だと思うのだけど、真田の草の者を暗示する殺陣を意図しているんだろうか。

勝頼の背後の鎧は何故楯無ではないか
あの鎧は信玄のイメージを強調していると思うのだけど、あるべきは楯無の鎧じゃないか。あと御旗。勝頼の自刃の前後で挟み込まれた信玄のイメージシーケンスが何かを暗示しているような気がするが、STARWARSにおけるオビ=ワン・ケノービ的な何かなんだろうか。

後は、歴史小ネタを知っていると笑える台詞まわしもあって良かったですね。石川数正の前で穴山梅雪を引き合いに家臣の団結を語る家康と、それに応える石川数正。秀吉に内通を迫られて出奔するわけなんですが。奸臣本多正信が鷹匠の出と言われているのもきちんと扱われていたし。