源平合戦とそれにまつわるエピソードの多くは、「知られた」主人公が担っていて、義経とその一行もそうなのだが、今回の物語はどうやら、そこにはスポットライトはあまり当たらないらしい。
当たり前だが、主人公は北条義時であり、鎌倉幕府の執権、物語の主軸は後半戦の幕府成立後にあり、今はその「助走期間」に過ぎないのだろう。真田丸で最大のクライマックスが大坂の陣であったように。
義経は結局、権力者に翻弄されて、踊らされて、政争の具で終わるのだろうか。来週は奥州への逃避行が観られそうだが、ひょっとしたら長澤まさみのナレーション一発でそれも片付けられる可能性もある。