新約 – 汚点

GUNDAMというのは、少年が大人になる過程を紡ぎ出し、その中で恋愛だとか、葛藤だとか、精神の崩壊がサブの物語として描かれてきた。Z GUNDAMはカミーユ・ビダンの精神崩壊の物語であり、結末でパプティマス・シロッコのthe-oを貫くのはその象徴的なシーンであったはずだ。新訳として纏められたZの三部作は精神の崩壊を描かずにあくまでも総集編に徹してしまった一本。「ファースト」から連綿と続く物語を「正史」とするのであれば、この物語はあくまでも亜流にすぎない。それを承知で観るのであれば、こういう形も良いかもしれない。

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