ツレがうつになりまして。を観てきました。映画の作りとしては3流だと思います。物語性というか、場面転換のつなぎはもっとスムーズにやってほしい。だけど、自分の経験と重なりあって色々な所で色々な事をたくさん思い出して泣きました。
鬱の原因は人それぞれでも、自分が必要とされない疎外感。何か知らないけど、自分がいなくても周りがどんどん変わっていく、進んでいく「置いて行かれる」「必要とされない」疎外感。映画みたいに簡単に回復はしないけど、そこにいて、必要としてくれる人がいるだけでも救われるんです。僕は最初、誰にも理解されなくて、ただただ尻を叩かれるだけで、絶望の縁に立っていた時に、「会おうよ」って言ってくれた古い友人に救ってもらいました。
家族でも友人でも、ただの知り合いでも、あなたが必要なんだ、って言ってくれる人が必要なんです。宮崎あおいや、堺雅人は確かに役者として一流だと思うし、そこの視点で見てもいいけど、その裏にあるメッセージを感じ取って欲しい映画。
関連記事:
- None Found