夏の終りに(2021年)

早いもので8月も、もう終わりである。未曾有のパンデミックは未だ収まることを知らず、世の中は混沌に溢れかえっているのだけれど、もう、これはこれとして、受け入れて生きていくしかないのだろうな、と思っている。

色々な「価値転換」が起きるだろう、と思っていたのだけれど、世の中から隔離された生活を送っているので一般的な世間の価値観がどうなっているのか、とんと掴めていない。この前、駅前の居酒屋ばかり入っているビルの前を通ったときにふと気がついたが、軒並み8月一杯まで一斉休業になっていた。コンビニの前で酒を呑む人間があふれかえるわけですよ。欲望の資本主義で描かれていたように、人間の欲望は「止まらない」のだから。

まあ、他人のことをとやかく言えるほど高尚な暮らしぶりを維持しているわけでもないのだけど、結局、なにか自分自身の中での「転換」を起こそうと思えば、この疫病が溢れかえる世の中へ飛び出していかないといけない、と思ってしまうと、もう、数年はこのままでも良いのかなと思ってしまう。

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