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カテゴリー : 社会

安全志向としての大企業選択

一番腑に落ちた記事。

学生の大企業志向はミーハーではなく、むしろ堅実!? ‐ 榊 裕葵

いや、もう、そのとおりだと思いますね。やりがいとかいらないんで、残業代下さい。ってセリフがありましたけど、労基法が有名無実で機能していない以上、自分の身を守るために安全なほうへ流れていくのは生命体として当たり前の事だと思う。ほんとに。
安倍晋三が打ち出したブラック企業撲滅運動の成果はまださっぱり見えないけれど、遵法意識を中小企業に徹底するほうが先なんじゃないだろうか。

休めない社会

先だってのノロウィルス騒ぎにかけて、「休めない社会」のまとめを読んで、なるほどねーって思った。

休めない日本 根深い「皆勤」文化の弊害

コメント欄にあったのだけど、ホント、これだと思う。

ポリシーが一貫しているのならば、時に応じて自分の態度を使い分けることは可能なのだが、こういう輩はそうではなくて、自分の都合と空気で使い分けるから取り扱いにくい。大学の時代に休むことを覚えるだろ、っていう話もあるんだけど、大学生のそれと社会人で大きく違うのは「空気」だと思うわ。余計な圧力、プレッシャー。空気を読むこと。空気を読まなくても言いたいことを言える世の中ならば、これだけブラック企業が蔓延して、残業代の未払いが社会問題化することもなかっただろうにね。

沿線火災

有楽町界隈の沿線火災で半日ほど鉄道が止まったようですが。

日本のインフラ、特に東京は脆弱なんじゃないのかという印象を改めて持った。東日本大震災の時も思いましたけどね。沿線火災で半日以上簡単に止まってしまうような構造は改善が必要だろうと思う。予期できないファクターっていうのはそこかしこに存在するのだから。

翻訳の問題

米国大使館が安倍晋三内閣総理大臣の靖国参拝に対して「失望した」というプレスリリースを出したことが話題なんですけど、これは「翻訳」に問題があるのであって、原文をあたると、そんなに強い印象ではないような気がしている。

Statement on Prime Minister Abe’s December 26 Visit to Yasukuni Shrine

December 26, 2013

Japan is a valued ally and friend. Nevertheless, the United States is disappointed that Japan’s leadership has taken an action that will exacerbate tensions with Japan’s neighbors.

The United States hopes that both Japan and its neighbors will find constructive ways to deal with sensitive issues from the past, to improve their relations, and to promote cooperation in advancing our shared goals of regional peace and stability.

We take note of the Prime Minister’s expression of remorse for the past and his reaffirmation of Japan’s commitment to peace.

Statement on Prime Minister Abe’s December 26 Visit to Yasukuni Shrine

まだ、日本は「話が通じる相手」と思われているからこそ、こういうリリースが出ているのであって、どうも事前にすり合わせをしたのではないか、という説がやっぱり正しいんじゃないだろうか。実際はわかりませんけどね。”both Japan and its neighbors”とあるけど、結局問題にしているのは支那と韓国だけなんだし。その辺はアメリカもしっかり認識しているのではないだろうか。「要はわざわざ火を起こすなよ」「ただでさえ面倒くさい状況なんだから」っていう意味に思えるけど、どうだろう。

今更目標管理制度がダメだとか。

目標管理制度がよろしくない、というお話がsocial界隈で話題です。

今更目標管理制度がダメだとか、強調されてもそんなのわかってる。皆わかってる。重要なのは代替案がないってことだ。昔、ある人が言っていたが、「目標管理制度があるところに転職しては駄目だ」。結局満足のいく評価なんて得られないから。

私見で言えば、短スパイラルにして、アジャイルライクな目標管理制度にするか、もう、いっそのこと、恣意的に評価していくから、よろしくね、くらい言えばいいんだと思う。今の目標管理制度だって、多くの部分で「恣意的」なのだから。でも、皆「空気を読んで」そういう制度は発案しない。

日本人だなーって思う。(苦笑)

若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況

厚生労働省が

若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況

を発表した。

正直、始まりはここからだ。やっと線引はした。あとは警告を受けた結果として企業が適法な処置をしたのかどうか。結果として労働者や若者は守られる環境になったのか。それを取り締まることが出来るのか、大切なのはそこだ。今の勤務先の部長は労基法に定められた労働時間超過による健康診断にかかる費用は「無駄である」と言い切った。世の中のブラック企業の管理者の意識なんてそんなもんだと思う。社会を、カルチャーを変えるには取り締まる側がきちんと、100%やっていくしかない。安倍内閣の真価が問われるのはこれからだと思う。

虚構新聞叩くならアンサイクロペディアは。

虚構新聞が一連のユニセフ騒ぎで叩かれているのだけど、じゃあ、アンサイクロペディアが叩かれないのはもう、一般peopleへの浸透度だと思っている。虚構新聞も、アンサイクロペディアも所詮はネット上の「お遊び」でしかないし、その面白さを了解の上で閲覧するものだと思っている。度がすぎれば、叩かれるし、度が過ぎなければスルーされる。

では、なぜアンサイクロペディアが叩かれていないのか、というのは単に著名度の違いではないのか、と。みんなが叩いているから叩く。この国はそれだけだ。

助けてもらって当然じゃない

海外では~、アメリカでは~っていう記事は時折目にするのだが。

なぜ?海外ママが「日本の子育ては海外より10倍辛い」と語る理由

自分で辛い状況を作っているだけじゃないかと思うのだが、どうだろうか。子育ては助けてもらって当たり前ではなく、助けて頂いて感謝致します、が基本だと思う。子育てに限らず全てそうだ。助けてもらって当たり前、譲ってもらって当たり前の奴には親切をしたいとは思わない。社会はgive and takeだ。自分にメリットのない行動が続けばモチベーションは落ちる。この国はここ20年でそんな社会を作ってしまった。

年賀はがき自爆営業

この時期になると年賀葉書の自爆営業が話題になる。今年も同じ。

年賀はがき「自爆営業」 局員、ノルマ1万枚さばけず

いい加減、年賀状という慣習も淘汰したらどうだろうか、と思うのだけど、郵便局にとっては、未だに死活線なんだろうとは思う。でも、カルチャーを変えていくような仕掛けは社会的な圧力からはじめないといけない。社畜根性を植え付けるような自己犠牲精神は社会的に制圧されていくべきなんだと思うのだが。

原発ゼロの実現可能性

小泉純一郎が原発ゼロをぶちあげて、世の中が喧々諤々している中なんですが、確かに原発は動いていないかもしれないが、その中で不思議と触れられないのは、

・電気料金が火力発電のコストとして上昇している
・火力発電のエネルギーは相変わらず輸入頼み

の2点じゃないか。確かに核のゴミの処理方法の目処はたっていないかもしれないが、かといって、即時原発ゼロに舵をきったらきったで、重大な問題が浮上してくることは確実。その辺も見据えて世の中の議論が進めば良いと思うのだけど。