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ITの発展を支えるのはエロであるという真理

まあ、なんというか、タイトルが直接的過ぎて笑った。

ダウンロード数1位は「エロエロ草紙」 文化庁の電子書籍配信実験が終了

こういう「元紙媒体」というのは、音楽や映像と比較すると著作権が比較的保護されているという勝手な印象があるのだけれど、気のせいだろうか。

SIerビジネスの議論

確かデブサミのスライドで見たのだと思うけど、SIerビジネスは多少なりとも転換が必要だと思っている。個人的には。アジャイル開発、スパイラル開発的な話は10年も前からあったのだけど。(聞きかじった知識で実践を強制するプロマネに泣かされた)仕様変更とか、デザイン調整が当たり前であることをUSER企業が自覚しつつある今、請負とか、加工とか、そういう旧い概念を捨てて、一緒に創っていくような意味合いでのパートナー的な姿勢が大切だと思う。
まあ、とは言え、今やっている開発発注先は、何も言わなければ仕様の相談はしてこないし、何も聞かなければ、勝手に作りを進める、USER企業から見ればダメダメSIerなんですけどね。後からよくよく聞くと、そう言われればそうですね、とか言っちゃう。

でも、これも価値観の押し付けか。

SIerビジネスと日本人的気質

blog20130413

はてな匿名でこんなエントリがあったので。

上流エンジニアなんて死んじまえ
http://anond.hatelabo.jp/20130310152356

そもそもの現実論としては、前にも書いたけど、日本人的土建ビジネスに支配されたSIerビジネスにあると思うのだわ。空気を読んで、前例を踏襲する日本人的気質が悪しき形で支配したSIerビジネス。かつての金融システム化あたりはそれでも良かったのかもしれないけど、ユーザのニーズが変わってきた2010年台はそんなことをしていては時代に乗り遅れるのだとは思っている。

沈みゆく船のエントリは秀逸なエントリ喩え話だとは思うが、現実はちょっと違っていると思っていて、そもそも船を運行する運航会社(SIer)が、安請け合いして、あり得ない賃金での航行を請け負うからではないかと思う。発注する側、コンペ主催する側から言えば、5社なら5社、皆が皆きちんと適正価格で入札して貰えれば、幹部社員とか、予算行使権を握っている偉い人にも説明しやすいんだ。これだけかかるんですよ、妥当ですよってね。1社でも格安があると、じゃあ、ここでええやんか、って話になる。どうせユーザ部門から仕様変更続出するんだし、根回ししたRFPだって、そんなもん読んでない、で片付けられるんだからさ、融通効くように多少高い金払っとけばいいじゃん?とは思うけど、まあ、安くあがるんだったらそれでええやろ、って言われれば確実に説得できる材料がない。

世の中みんながみんなFacebookやtwitterを楽しんでいるIT通じゃなくて、パソコンなんてメールとofficeしか使わないようなおっさんどもが支配してるんだからさ。発注元に悪しき理由を求めるんでなくて、安く請け負うSIerの営業もなんだかね、って思って欲しいのです。

ユニクロのブラック企業論

週刊東洋経済のユニクロ特集が話題を読んでいるのですけど。記事の中にあった帝国陸軍との共通化を試みる件。あんなのはユニクロに限った話ではなく、殆どの企業がそうだろう。責任を取る代わりに下命を出す。その分給料を多くもらう。責任を取らない代わりに下命に従う。その代わり給料は少ない。日本の社会はいつだってそうだ。

コミュ力ってなんだよ、って話

最近、思い悩むのはコミュ力ってなんだよ、という話。

一方が要求する「コミュニケーション」と、他方が要求する「コミュニケーション」っていうのは根本的に異なるのが持論で、SEというのは、基本軍隊組織だから、上の命令に従うのが絶対で、上の意向に基本沿うようなコミュニケーションが求められる。驚いたのは最初に勤めた会社の庶務のお姉ちゃん迄がそんな台詞を吐いたことだけどさ。「下命なら従わないとね」とか。

一方で、上司には上司の上司力みたいな話があって、ディビジョンマネージャーみたいなのは、巧く人を使うことを求められている。となると、おだてて、旗を振って、あれこれ推進していくのも仕事なわけ。思いを押し付けるだけじゃなくて、お互いハッピーな成果になるように結びつけていく努力が必要。

結局、成果を出すのが何よりも正義と思うわけなんですが、それを理解してくれるBOSSっていうのはなかなかいないんだよね。

「コミュニケーション能力」と十把一絡げに捉えることの弊害 – 脱社畜ブログ

ネット上で毒を吐くこと

諸悪の根源はこの国の「空気を読む」文化にあると思っていて、言葉の断片だけを捉えて、ネット上で毒を吐くヘイトスピーチを撒き散らすのは普段のnonWebの部分で自分が納得するような議論を出来ないからだと思っている。国の人間で有る以上は、等しく保護が与えられているべきなんだと思うのだけど、世の中はそうなってない。所詮、人は卑しく卑怯なもので、利権を引っ張ってくることしか考えてない。

でも、日本人はそれを正面切って言ってしまうことを恥だと思っている。

普段から正面切って議論すればいいのだと思う。そうすれば、web上のヘイトスピーチ等無くなる方向へ自然と動いていく。

市民権を得たニート

blog20130204
twitterに出ていた政府広報のweb広告なんですが、剛力彩芽が売れているな、とかではなく。ニート、という単語は少し前では否定的な意味でしかなかった筈なんだけど、こうして政府広報にまで出てしまうというのは、最早市民権を得て、解決するべき社会課題になったということを感じる。

AKB的な支配

AKB48
AKB48の丸坊主処分が話題だけれど、大阪の高校での体罰や、柔道の女子代表監督のパワハラが話題のこのタイミングで、AKB48のこのやり方はなんとも気分の悪さを感じる。AKB商法そのものにも、色々問題はあるのだろうが、なぜ丸坊主である必要があったのだろうか。
日本人はそもそも「物語」が好きなのだけど、結局反省の色を示した、反省の弁を述べた、という物語と、それを赦すという物語の2項対立が必要なだけだったのではないか、と思えてしまえてならない。博多へ左遷されていながら引き続き中央へ「出張」してくる指原と何か違いはあるのだろうか。

何故ブラック会社はなくならないのか

ワタミの渡邉美樹氏に関するエントリと、ブラック会社へのエントリを読んで、思うこと。今の日本の最低限の繁栄は、ブラック会社の利益偏重の姿勢が支えているということだ。激安格安、送料無料は全てブラック会社が支えているといっても過言じゃないと思う。

厄介なのはブラック会社の地獄を潜り抜けた戦士達が「語り部」となってその素晴らしさを広める教導師となっている事実。ノマドとか、やる気があれば、自意識が高い、そんな危うい価値観は、この流れの中にあるのだろう。

官邸機能が崩壊していた話

今日、一番驚いたニュース、的な意味でメモ書き。
官邸に「左翼80人」入り込んでいた 飯島内閣官房参与が明かした「惨状」

しかし飯島参与が「一番ひどかった」と強調したのは、官邸のセキュリティー問題だ。飯島参与によれば、官邸に出入り可能な人間がいつの間にやら増えており、その数は1300人に及んでいたという。さらに飯島参与は、「個人的な調査の結果」として以下のように語った。

左翼的、というのが何とも微妙な話ではあるけれど、官邸というのは国家中枢的な意味合いが強いわけなんだから、誰でも彼でも入れることが許されるわけでもない。

「左翼的」の基準や「前科の種類、ならびに具体的な調査方法については明らかにしなかったものの、飯島参与は、「(こうした人間を通じて)もし外交・安全保障や為替の問題が外に漏れたら、安倍内閣は沈没ですよ」と憤懣やるかたない様子で、「内調(内閣情報調査室)や警察は何をやっていたかということだ」と声を荒らげる。すでに該当人物からは入館パスを「没収」したという。

自民党側のバイアスを多少差し引いて読むにしても、かなり民主党政権の負の遺産は残っているとみるべきだろうか。