鎌倉殿の13人#12「亀の前事件」

結局、今作では義経は「サイコパス」的な位置づけなのではないだろうか、という気がしてきた。

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「ほんの少し」のつもりをド派手に打ち壊したのは義経、という理由付けに敢えてしているところは、今後のストーリー展開への伏線を思わせる感じがする。

平家討伐では、活躍をする「はず」なのだが、この辺の設定がどのように生かされてくるか。

【評】ドライブ・マイ・カー

原作は既にkindleの本棚に入っているのだが、映像の方を先に観た。

自分自身が「孤独」であることを自覚しているせいか、三浦透子の演技にもの凄い惹かれるものがあった。結局、人間は孤独なのかもしれない。独りで生きていくしかないのかもしれない。共通する「思念」のようなものを持つ人が見つかれば、それだけで幸せなのかもしれない。そんなことを考えた。聞かせるわけでもなく自分の半生を彼女に聞かせる男と、その話を受けて自分の半生を語る女性。物語としては「長い」が、すっと観ることが出来た。

鎌倉殿の13人#11「許されざる嘘」

タイトルの「嘘」とは、最期に義経がついた嘘のことを言うのだろう。義円に対して。そして頼朝に対しての。

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でも、「爺様」が自害したというのも嘘だし、ひょっとしたら、恩赦で許される、というのも嘘なのかもしれない。色々な「許されざる嘘」にまつわるエピソードだった。

鎌倉殿の13人#10「根拠なき自信」

タイトルの回収が何処にあったのか、いまいち不鮮明だったな、と思った。上総が佐竹を斬るところなのか、義経の妙に自信が過ぎるところなのか。それとも亀の八重に対する態度なのか。

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頼朝の八重に対する態度も含まれるかもしれない。

印象的だったのは、亀の八重の使い方のシーケンスだけど、次回かその次あたりに政子による亀襲撃が発生するはず。そこも見ものかな。

鎌倉殿の13人#9「決戦前夜」

決戦前夜、というタイトルからして、富士川の戦いの終わりまでは行かないだろうと思っていたのだが、行ってしまった。

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まあ、メインストーリーは、伊東祐親を捕縛するところと、頼朝と義経の対面の2つなんだろうから、そこは良いのか。都を出た平家方の軍勢は各地からの寄せ集めで、士気は著しく低かった、という話は何処ぞへかき消されていた感じがあったけど、この後は、頼朝が関東を盤石にしていく感じだろうか。

鎌倉殿の13人#8「いざ、鎌倉」

頼朝の鎌倉入り。

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戦国時代のドラマならば、重臣達が並んで酒を酌み交わす、なんていうシーンはよくあるが、それが、この時代だと、外になるんだな、という話。あとは頼朝が信頼できる側近というのがまだ少ないと言うのがよくわかる。

それにしても、源義経はどのようにキャラクター設定されているんだろうか。後々の合戦では結構重要な役回りを演じる筈なのだが、ここまで「やんちゃ」に描いて大丈夫なのか。

鎌倉殿の13人#7「敵か、あるいは」

源頼朝に見る、「大将の器」とは。

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有能な大将、指揮官というのは、「全体最適」を考えることが出来る人ではないか、と個人的には思うのだが、有能な部下もまた「有能な大将」であるからして、お互いがお互いにそこを見極めあっているのだ、という一節。

頼朝には源氏の棟梁、宗家という家柄があって、上総広常には2万という軍勢がある。お互いに持っているものは違えど、そこをお互いに利用しようではないか、という話なのかな、と。

鎌倉殿の13人#6「悪い知らせ」

物語冒頭で頼朝を見逃した梶原景時は、後に頼朝の寵愛を受けたとされる人物であるが、物語上では、まだ「謎の武将」の扱いをされているようである。

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物語全般としては、東京湾を横切って、頼朝が安房へ逃れる回で、さしたる展開はなかった。三浦一族が旗幟鮮明にして、頼朝方についたことくらいか。そもそも名前は出ているが三浦義村は吾妻鏡ではこの頃にはまだ名前すら出ていないのだが。

鎌倉殿の13人#5「兄との約束」

いわゆる、石橋山の戦いに至る一部始終。

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北条宗時の最期とか、表向きに正史として語られている部分とは異なる部分が多かったが、そこは「三谷脚色」ということで。タイトル回収をするとすれば、頼朝は最終回を待たずに亡くなるという予想なんだけど、この調子で行くと源平合戦がどこまで丁寧に描かれるのかというのも多少不安ではある。

鎌倉殿の13人#4「矢のゆくえ」

吾妻鏡に描かれた「最初の矢」が放たれるまでの一部始終。

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吾妻鏡はそんなに気にしていなかったのだけれど、麒麟がくるで、明智光秀が目を通していた書物の一つではなかったか、という気がする。成立をみれば、その正当性に思うところはあるかもしれないが、光秀の時代に歴史書として扱われていたとするのであれば、今回、脚本の底本となってもおかしくはない印象ではある。