「最近、心理学ブームだな~」
独り言である。そんな独り言の中で気づいた。
雑誌を開くと、メタボリックシンドロームといった体の健康保持の促進だけでなく、『心』を扱うものが多くなっている。
臨床心理士がメジャーになり、世間は心理学ブームに沸いている気がしてならない。
ちなみに、臨床心理士資格は、現時点では民間資格ではあるが、なんと、大学院を卒業しないと受験資格がない!……とても難関。
ところで、臨床心理士を志す学生達に人気を集めている『家族療法』というアプローチ法をご存知だろうか。
アメリカで1950年代に生まれた、家族を対象とした心理療法の総称で、心理治療を通して家族関係を健全化し、家族達それぞれの問題解決にも役立てようとするものである。この療法では、問題を抱えた家族をクライエントという従来の呼び方をせずにIP(Identified Patient)と呼ぶ。この技法で特徴的なのは、家族の1人が心の病気にかかった場合、患者だけを治療対象とせずに、家族全体を治療対象としてとらえることにある。患者ひとりに治療を行っているときにも、家族全員に対する治療を念頭に置く。実際の治療では、家族全員、患者本人のみ、両親のみなど、さまざまな組み合わせでカウンセリングを行われることが多い。
たとえば、子供が不登校や暴力行為などの「不適応」(適応異常)を起こした場合など、母親がカウンセリングを受けることで改善に向かうこともある。また、反対に、子供をカウンセリングすることで、親の鬱状態が改善に向かうことも、また、夫婦の場合でも、妻が全般性不安障害やパニック障害、身体表現性障害を発症した場合、夫のカウンセリングが症状の改善に結びつくこともあるという。精神的に問題を抱えた場合、自分だけの気持ちの問題とは言い切れない場合が多くないだろうか。心の病を修復するためには、問題を取り巻く環境整備も必要、と考えるこの療法、筆者にはとても効果的に見える。カウンセリングの真髄とは自己成長にあるが、問題が起った時に、問題の焦点を個人なのか、集団なのか、と見据え、対策を練るという訓練は自己成長につながる。筆者も日頃から、そういう訓練をして未熟な心を鍛えあげたい。
(管理栄養士 上村陽子/MediThink)
そんな簡単にいかねーよ、って思うね。机上の学問と実戦じゃ違うのさ。むしろ、家族よりも頼りになる存在があったりするのが事実だし。むしろ、メスをいれるべきは家族じゃなくて学校や職場だったりするわけでさ。
関連記事:
- None Found
>>家族よりも頼りになる存在があったりするのが事実
うん、そのとおり。
私も、バセドウ発生当時、結局頼りになったのは当時の彼氏で、
親よりも勉強してくれたのは、そいつだったわけだ。
そんな状況を見て、両親を説教してくれたのは主治医だったわけで。
いや~、あの時は当の本人は生きてる心地しなかったからね。
ぼ~っとしていて、車にはねられそうになったくらい。
ヽ(^ー^)ノ
今、冷静になって考えると、当時の彼とその主治医がいなかったら、
確実に死んでいたわけで。