琴線

クールに振舞おうとすればするほど、どこかで何か、「鬱屈」としたようなものは溜まっていくものだ。それはストレスのようなもので、ストレスではなく、感情の発露が自由にできない、自由にしない、そんなつまらないような理由から蓄積されていく。

人間は感情の動物

って言ったのは誰だったか。色んなものをどのような方法でもいいから、自由に発露して、表現して、生きていけばいいじゃないか。そんな事は何度も考えた。でも、出来なかった。それがカッコ悪いと思っているから。それが何か、どこか情けないと思っているから。だから、どこかで素直に感情を発露できるような場を持ちたいとは常々考える。同僚にさえ、友人にさえ、家族にさえ見せていない本当の感情の発露を。本当に親しい知人にしか見せることができていない感情の発露をできる場。心の琴線が素直に反応して音を奏でる様を。

ハラスメント

時々。思い出すようにあの猛烈なハラスメントの毎日を振り返ることがある。それだけ、僕の深層心理にしみこんでしみこんで染みついてしまった、ってことだろうか。当時の僕は、理想論にすぎるところが多々あって、自分の理想とかけ離れた処にいる奴が我慢できなかったわけなんだけど、たぶん、今ならもう少しましな対応もできて、もう少しましな反応もできるんじゃないかな、と少し思ってみたり。でも、明らかにパワハラな状況を放っておいた罪は重いと思うし、結果としてもたらされた僕の病気と、それによって失われた時間が帰ってくることは2度とない。それは凄い悲しいことで、そして、絶対に許せないこと。