変節

人は変わっていくものだとしても。変わってほしくないものはあると思う。村上春樹の文体もその一つだった。「アンダーグラウンド」あたりから彼の文体というか、文調は変節し、それまでの作品にあった、何か、こう「もやっと」したものがなくなってすっきりしてしまった。

それを境に新作は一応読むのだけれど、あまり惹かれなくなった。

松山ケンイチで「ノルウェイの森」を映画化だそうだ。んまあ、あの世界観を映像に落とし込むのは大変な作業なんだろうなあ、と想像に難くない。ましてや2時間枠。どうなるんだろう。