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正論を気持ち悪いと斬って捨てること

例の「仕分け」で道徳教本が「気持ち悪い」と斬って捨てられたそうな。

■気持ち悪い?

「心のノート」をめぐり、「気持ち悪い」と批判されたのは先月の行政刷新会議の仕分け作業。仕分け人の一人で、元東京都杉並区立和田中学校長の藤原和博氏が、中学生用の「心のノート」に出てくる「この学級に正義はあるか!」と正義をテーマにしたページを例などにし、「あるべき心の見本市ですごく気持ち悪い。副読本は多数出版されており国が強制する根拠はない」などと批判した。

これに対し、『「命の授業」の視点を授業する』(明治図書)など道徳関連の著書がある北海道雄武(おうむ)町立雄武中学校長の長野藤夫氏は「公立中学校長経験者とは思えない非論理的な言葉。日教組が道徳教育を否定・拒否しながら『あるべき心』を徹底的に破壊してきたために今、『あるべき心の見本市』が必要になったということを理解できていない。教師さえ学習指導要領だけでは具体的にどのように教えればいいのか分からないのが実情だ」と指摘する。

心のノート「気持ち悪い」に反論 正義教育

「どのように教えればいいのかわからない」なんて権威が言い切ってしまう時点で、もうこの国には価値観のパラダイムシフトが発生していて、古き良き価値観とか、道徳心とか、そんなものはどっかに飛んでいってしまった、って思うのは僕だけですかね。
日教組を批判するのは簡単だけど、批判する前にそんな「教えればいいかわからない」若い教師が大量に存在することが問題じゃないのか、と。論理感もなく、倫理観もなく、いじめをしてされて育った教師が教師を産み、まさにデフレスパイラル。負の連鎖。

だから正義の押し付け、正論を気持ち悪いなどと平気で言えてしまうのだよ。

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