理論と経験

久しぶりに勝間本。


彼女の本は自身の経験と実践に裏打ちされた説得からロジックが展開される。こんなことをした、こういうことがわかった。どら焼きの例は確かに秀逸。学歴的なアカデミックスマートと、実戦をくぐり抜けたストリートスマート。後者もいいよね、っていう話ではあるんだけど、なんだか二極分化してロジックを語りすぎていて、なんだかな、っていう部分が多少残った。

お勉強が出来ることと、実戦が出来ることは違う。士官学校を首席で出た士官と、一兵卒から叩き上げてきた鬼軍曹が違うように。高校の教師が語っていた面白いな、と思った論理に「東大卒以外の総理は失敗する」っていうのがあったけど、結局のところ、お勉強が出来る人間が産み出した「優れたクレーム」に、数多の実戦をくぐり抜けた人間がつける「優れたワラント」っていうのが一番良いんじゃないの、と思った次第。

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