歴史を語る

今年も嫌な季節が終わった。中国や韓国がここぞとばかりに靖国参拝だの戦後史観だのを叩くのも嫌だし、それに迎合してごめんなさいと謝罪声明をだしてしまう日本の弱腰外交を見るのも嫌いである。NHKでは日韓でどうしましょうね、的な番組をやっていたのだが、その中の一幕。

  歴史問題のテーマで、日本人ウェブデザイナーの男性、古屋さんは、当時の日本人は韓国人が憎くて併合したわけではない。当時、世界は帝国主義列強の時代であり、植民地支配はあたり前だった。日本が韓国を併合したことはやむを得なかったとの趣旨の発言を行った。
  スタジオ内の韓国人の参加者は、古屋さんの発言中、困惑の表情を浮かべていた。また、労働組合に所属する日本人の男性は「それは、アメリカが原爆を落としたことに対して仕方ないと言えるかという話。それは言えない」と反論。
  この古屋さんの発言に対し、崔監督は「当時の日本のイデオロギーは、そういう方向に流れていた。国そのものがそうなっていた。だけど、36年間にわたる植民地支配がそれによって肯定されるという考え方(を持つ人)は、基本的に歴史を語る資格がない」と強い口調で発言。
  この後、番組では一時緊迫した雰囲気に包まれた。このやり取りに、司会を務める三宅民夫キャスターも動揺したのか、「歴史を語る難しさ、おそらくテレビでここまで両国の多くの市民の方が話しあったことはないと思う」と語り、どう感じたかを有識者に感想を求めた。

いや、もう歴史なんて、500年後くらいの歴史家が評価すればいいと思うのです。日本の朝鮮における植民地支配だって正と負の面があるし、アメリカの原爆投下だって正と負の面がある。植民地支配と広島と長崎への原爆投下を同列で論じることそのものがナンセンスなんだ、っていい加減わかってくれよ。こんな迎合番組を作るからいつまでたってもつけいるような隙を与えるんだと思う。

ま、つまり崔洋一に「歴史を語る資格がない!」と言い切る資格はないのだけは明白。

NHK日韓討論番組、崔洋一監督の「歴史を語る資格はない!」が視聴者に波紋

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