昨日、踊る大捜査線3を観てきた。
普通に面白くはあったのだけど、何か違和感。面白かったですよ。昔からきちんとシリーズを観ている人は1800円払って観る価値はあると思う。だけど、逆に新規のファンを取り込むような努力はしていない今回の「幕引き」作品。オマージュとしてのいろいろな刑事ドラマの取り込みや、対立手法の構図もやりすぎない感じにはいいと思うけど、逆に言えば、わからない人には本当にわからないネタ。和久さんのノートなんてその象徴みたいなもんだよね。
押井守が、機動警察パトレイバー2で作り上げた「官僚」と「現場」の対立構図が、室井にはもう少し上手く出せてもいいんじゃないかとは思う。「頑張る」って約束したんだし、青島とね。南雲しのぶが、警視総監との会議で「あなた方はそれでも警察官かっ!!?」って啖呵をきったけど、あれくらいの迫力は欲しいよ。すみれさんも、青島も、小泉今日子もいいけど、なんかねえ。ユースケはいまいち「オチ」を出すためな感じだったし、最後の最後でSEが「電源切れば?」って言ってしまうのも、なんだか。ま、幕引きとしてはいいんじゃないですか。本編の復活は10年後くらいで。
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