子供に期待しない

大津の中学でいじめがあった話に絡めて。
高校1年の時、ある教師が亡くなった。中高一貫の学校で、彼は中学3年間、5クラスのうちの1つを担任として持っていて、我々が高校にあがる時に担任を外れて1人新中学生の担任に回っていた。まだ若く、新婚だった。マラソン大会が近い秋の日で、校長が朝礼でその事を告げた時に手を叩いて喜び合い、がっちり握手を交わす級友が居た事をはっきりと覚えている。

嫌な奴がいなくなった

そんな感じだろう。子供なんてそんなものだと思う。人の死を大人が思う正しい感覚で受け入れることを要求するのは子供には酷だ。だから学校がある。ちなみに数日後、その教師の葬儀があった。多くの生徒が参列し、霊柩車に頭を下げて見送った。手を叩いて喜び、がっちり握手を交わしていた級友が参列していたかは覚えていない。というより、そもそも同じクラスのやつに会った記憶がないな。

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