新しい大河ドラマ「八重の桜」が始まりました。同志社の創設者新島襄の妻、新島八重の物語。第1話の中で触れられた什の掟に記憶があったので、改めて。
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
会津は小学校の修学旅行先。最後にある「ならぬことはならぬものです」は明確に記憶が残っていた。残っていたけど、でも、やっぱり、これは旧き良き時代の年長者を崇める風習があった頃の物語。年長者にも敬われる威厳があった。西郷頼母が触れた「生命を賭けて、お諌め申し上げる」という台詞が許された時代。そんな美学が失われて何年経つだろうか。
什の掟―じゅうのおきて(ならぬことはならぬものです)【会津藩校日新館】
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