財務大臣の飲酒会見へなへなな記者会見が話題ですな。
中川昭一財務相は16日昼、国会内で記者団に対し、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)終了後の記者会見で発言がしどろもどろになったことについて、「風邪で体調が悪かったので、朝昼晩と風邪薬を飲んでいたが、ちょっと量が多かった」と述べ、主な原因は多量の風邪薬の服用によるものだと強調した。一方で、「前日のパーティーでワインを飲んだが、記者会見の前には飲まなかった。ただ、ワインが増幅して結果的にそういうふうになったのかもしれない」と、前日の飲酒も影響したとも語った。
その上で「申し訳ない」と陳謝し、進退については「首相が判断されることだ」と述べるにとどめた。中川氏は16日朝、河村建夫官房長官に電話し「申し訳ない。迷惑をかけた。政務に精励したい」と述べ、河村氏は「自己管理に気をつけてほしい」と注意した。河村氏はその後、麻生太郎首相に報告し、首相は「体調には気をつけて、自己管理をきちっとやってほしい」と述べた。また昼に国会内で行った自民党との協議でも説明し、細田博之幹事長は「風邪をひき薬を飲むとあのような状態になることはある」と述べた。
自民党の森喜朗元首相は16日午前のTBS番組で、中川氏の記者会見について「びっくりした。(中川氏は)非常にお酒の好きな方だから、お酒には気をつけなさいよと随分申し上げたことがある」と苦言を呈した。中川氏を含む昨年9月の組閣についても「(当時)私は米国にいて途中、(麻生太郎首相と)電話で話したが、選考にはいろいろ異議がある」と述べた。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は16日午前、都内で記者団に対し、「(中川氏の記者会見は)もう恥ずかしいで済む話ではない。本来ならば、即刻、クビじゃないか。そのぐらいの大変な破廉恥な行動だ。許されるものではない」と厳しく批判。そのうえで「国益の損失は、計り知れない。当然のことながら、何らかの厳しい措置というものを求めていく」と述べた。
まあ、ワインを飲むのならその前に記者会見やってあげなよ、ってマスコミにも言いたいけれど。日銀総裁のほうはしっかりしてたから、まあ、どっちもどっちなんだよなあ。それにしても風邪薬おそろしす。鳩山の言は揚げ足取りにしか見えないけれど。
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