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パワハラの現実。

CNETにパワハラの記事があったので、引用してみる。(パワーハラスメントの現実

先日、代表取締役同士の会議中、事件が起きた。受け答えの一言が気に入らないという理由だけで、会長職の人間が社長職の人間に重量のある灰皿を顔をめがけて投げつけたのである。運よく当たらなかったものの、投げた方は弁明するばかりで、誠意のある謝罪をしていない。それどころか、投げさせた方にも問題があるといいはるばかり。あきれるばかりである。

この件について弁護士に相談すると、まず殺人未遂などの刑事事件に持ち込むことは投げられた方が怪我をしていない限り難しいとのことで、なんだか法の甘さを感じた。よくTVでも大事にならない限り警察は動かない等の報道があるが、本当にそうである。確実に立件にもちこめる件でしか、警察は真剣に動かない。夫婦間でも、恋人間でも社内間でもよく似たもので、その間同士で解決してください的なことになる。

また、 損害賠償や労働審判に持ち込んだとしても、手続きの割には10万円程度の賠償金しか取れず、なんだかこういうのも甘いなという感じです。

甘いな、っていうか、全然なっていない、とまで言い切っちゃっていいんじゃないだろうか。刑事事件まで持ち込めない時点で何とも歯がゆさを感じる。実際のパワハラ被害者としてはね。

良識のある会社、組織の整っている会社では、責任をとって辞職ということでしょうが、中小企業にありがちな株をほとんど握っている、ような立場の人間には実質的な有効策はないなという感じです。

これは大嘘で、大企業だろうが、中小企業だろうが、関係なし。会社としては「組織を守る」のが第一義であって、その下の個人なんてどうでもいいんだよね。厳罰にするくらいの法制化がないとダメだと思う。

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