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カテゴリー : ブラック企業

すき家のブラック企業実態

すき家のブラック企業実態が明らかになった、という報道が出た。

 第三者委の調査報告書によると、店舗勤務歴のある社員の大半が24時間連続勤務を経験、バイトを含めて恒常的に月500時間以上働いている人もいた。またサービス残業に加え、6時間以上勤務しても休憩を取れないといった法令違反も慢性化し、平成24年度には社員の居眠り運転による交通事故が7件起きていた。

明らかになったのだけど、自分の勤務先が同じように月平均の残業時間が100時間超過で、残業代が25時間迄しか支給されていないことを思うと、こんなもんか、という感じがしてしまうのは、何か感覚が可笑しいのだろうか。労働基準監督署の増強は当然だが、社会全体が格安サービスを当たり前のものとして受け取るような実態を改善しないとどうしようもないと思う。

引用元:残業109時間や24時間連続勤務…すき家の“ブラック実態”明らかに 小川社長は「反省」

王将が首都圏で規模拡大

餃子の王将が首都圏で規模拡大を目指して出店攻勢をかけるようです。

餃子の王将、日高屋に“王手”  首都圏300店殴り込みへ

関西地盤の中華料理チェーン「餃子の王将」を全国展開する王将フードサービス(本社・京都市山科区)は、今後5年で首都圏を中心に300店舗の新規出店を進めることを明らかにした。

餃子の王将といえば、先日、大規模な残業代未払が明らかになったばかりですけれども、我々消費者はそろそろ安価な価格の裏にはそれ相応の理由があるのだ、ということをはっきりと認識したほうが良いと思う。なぜ安くなるのか、そしてそれが供給できるのか。何事にも理由があるのだ、ということを。

餃子の王将、残業代など2億5500万円を未払い

ブラック企業の烙印という話

和民にしても、ゼンショーにしても、「たまたま」ネットで目立ってしまった感がどうしてもあると思う。

ブラック企業の烙印を押された代償は大きい

和民ではなくても、ゼンショーではなくても、残業代を払わない、労働力を搾取しているような企業はこの世の中にたくさんあるし、2chや、はてな村で話題になっているが、声として取り上げられていない。
要は叩きやすいから叩かれているだけ。

労働基準監督署は圧倒的な人手不足で、労基法は有名無実のザル法にしか過ぎない。安倍内閣が本気でブラック企業撲滅を叫ぶのであれば、取締体制を強化するべきなんだ。

労基法違反をなくすには

結局、労働基準監督署が機能していないから、取締ができなくて、労基法違反を野放しにせざるを得ない。

社畜「労基なんて守ってたら会社潰れるし日本滅ぶ」

日本が滅ぶ、というのは言い過ぎかもしれないが、根底にある歪な文化、社会を変革していくには格安の賃金と違法な状態で扱われている労働環境から変えていかないと何も変わらないんじゃないのか。そういう意味では、安倍晋三のブラック企業撲滅運動には多少期待していたのだが、今のところは有効な効果が出ていないような気がしている。

プライベートを優先させて何が悪いか

空気を読ませることがこの国の悪の源泉であることは、最早疑いの余地がないと思うのだけど、我が子の入学式に出席するために仕事を休んで何が悪いか、という話。

担任、息子の入学式へ…県立高校教諭勤務先を欠席、教育長が異例の注意

本当に、悪しき風習ここに極まれり、という感じがするし、このニュースで率先して教員叩きをしているのが県議だという事実にも本当に嫌になる。教師がブラック企業、ブラック職種の1つであると認識されて久しいけれど、こんなことで叩かれるようでは、最早教師のなり手すらいなくなって、ますます教育のレベルが下がるに違いない。プライベートを優先させて何が悪いのだろう。それとも、それだけの見返りをこの教師は得ていたのだろうか。

和民に体力があるのか

和民が最低賃金でバイトを募集していて、色々話題なんですが、そもそも大前提であるところの「和民には体力があるのか」という話が非常に疑問。
そもそも、最低賃金でバイトを使って、社員を酷使するからこそ、今のように体力があると判断されているわけではないんだろうか。払われているであろうと想定されているものが払われていないからそもそも体力があるように見えるのではないのか、と思ってしまう。

最低賃金での求人にケチ付けてる暇があったら最賃以下の中小零細企業をなんとかしろ

それよりも何よりも、労働関係の各法を遵守していない企業を取り締まるべきだと思うし、取り締まることが出来るだけの体制を各地の労基に作るほうが先だと思うのだけど。

安全志向としての大企業選択

一番腑に落ちた記事。

学生の大企業志向はミーハーではなく、むしろ堅実!? ‐ 榊 裕葵

いや、もう、そのとおりだと思いますね。やりがいとかいらないんで、残業代下さい。ってセリフがありましたけど、労基法が有名無実で機能していない以上、自分の身を守るために安全なほうへ流れていくのは生命体として当たり前の事だと思う。ほんとに。
安倍晋三が打ち出したブラック企業撲滅運動の成果はまださっぱり見えないけれど、遵法意識を中小企業に徹底するほうが先なんじゃないだろうか。

若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況

厚生労働省が

若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況

を発表した。

正直、始まりはここからだ。やっと線引はした。あとは警告を受けた結果として企業が適法な処置をしたのかどうか。結果として労働者や若者は守られる環境になったのか。それを取り締まることが出来るのか、大切なのはそこだ。今の勤務先の部長は労基法に定められた労働時間超過による健康診断にかかる費用は「無駄である」と言い切った。世の中のブラック企業の管理者の意識なんてそんなもんだと思う。社会を、カルチャーを変えるには取り締まる側がきちんと、100%やっていくしかない。安倍内閣の真価が問われるのはこれからだと思う。

年賀はがき自爆営業

この時期になると年賀葉書の自爆営業が話題になる。今年も同じ。

年賀はがき「自爆営業」 局員、ノルマ1万枚さばけず

いい加減、年賀状という慣習も淘汰したらどうだろうか、と思うのだけど、郵便局にとっては、未だに死活線なんだろうとは思う。でも、カルチャーを変えていくような仕掛けは社会的な圧力からはじめないといけない。社畜根性を植え付けるような自己犠牲精神は社会的に制圧されていくべきなんだと思うのだが。

労基法は有名無実だなーと。

今の職場は都内にあって、本社までは30分の自社ビル。昨日、本社と職場の自社ビルに労基の査察が同時にあったらしい。
1年前にも同時の査察があって、その時にセキュリティカードのログで入退室を管理するシステムを1年で作るとかなんとか言って、適当なことを足して追い返したらしく、1年後にその完成したシステムを見にきたとか。

というより、36協定の締結も、従業員代表が誰かも、残業代も支払わないような会社で、1年に1回しか査察しない、というのは労基法も、労基も本当に有名無実なんだよなーと改めて思った次第。ブラック企業撤廃とか、今の政権は叫んでいるわけなんだけど、どこまで対応できるんだろうか。