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AT&TがiPhoneの定額パケット廃止へ

確かに、回線容量とか、通信料ってのは有限なものだし、時代や趨勢が変われば「変革」は必要なのだけど、いきなりこれはなあ…

 米国でiPhoneを独占販売するキャリア・AT&Tが、iPhoneのパケット定額制廃止を発表したことを受け、「日本のiPhoneのパケット定額はどうなる?」とユーザーの間で不安が広がっている。

 ソフトバンクモバイルの孫正義社長のTwitterにも、「ソフトバンクはそんなことない(パケット定額をやめない)ですよね?」といった不安の声が殺到。孫社長は「悩ましい問題」と答えるにとどめた。

 AT&Tは6月7日からパケット通信の定額プランを廃止(既存ユーザーは定額制を継続可能)。基本料金である程度のデータ通信ができ、一定基準を超えると従量制料金に移行するプランに変更する。定額制ユーザーのパケット通信量の増大を受けた措置とみられる。

AT&TがiPhoneのパケット定額廃止、日本は大丈夫? 「悩ましい問題」とソフトバンク孫社長

んでもって、追加、というか代替案として。

代わりに登場する「DataPlus」プランは、月額利用料金は15ドルに抑えられますけど、この標準料金内で利用できるデータ通信量は、わずかに200MBのみとなってますね。きっと動画を数十分視聴しただけで終わっちゃうんでしょうね。もっと使いまくりたい人向けには「DataPro」プランが用意されますが、25ドルの月額利用料金でデータ通信量は2GBまでしか使えませんよ。どちらのプランも、超過分からは従量制で、ドシドシと課金されちゃいますねぇ。

この大幅なる値上げにつながりかねない無制限データ利用環境の打ち切りと引き換えにして、新たな「iPhone OS 4.0」の提供開始と同時に、PCやMacとiPhoneを接続すれば、そのままiPhoneをPCモデムとして使えちゃうテザリング機能の提供をスタートし、月額20ドルの追加料金を払えば利用可能になるとアナウンスされてます。先ほどの無料データ通信分を超えたら、トンでもない額の請求書が届いちゃうんでしょうけど…

これまで無制限データ通信プランを契約しているユーザーにのみ、今後も同じ料金プランの継続利用が認められてますけど、実質はDataPlus やDataProなんかに移行すれば、もう料金を気にせず思う存分にiPhoneやiPadを使い倒すことはできないって意味です。残念極まりないですね。

この新料金PLANは残念すぎないか、AT&T。結局PCモデムに落ち着かせるとか。なんのためのポータブルデバイスなのかわかりやしない。softbankもそのうち導入しそうな予感がするけど。スティーブ・ジョブズはこの辺、どう考えているのかちょっと気になるな。
来週のiPhone新モデル発表で、月額利用料が一気に値上げの可能性!

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