相互添削型のSNS、という発想。MySpaceとか、facebookとか、クロスランゲージでユーザーを持つSNSは多いのだけど、じゃあ、そこに言語学習をいれるとどうなるか。
外国語を学びたい世界中の人々が、それぞれの母国語を教えあうことで語学力を高める–そんなコンセプトで生まれたランゲートの相互学習型ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「lang-8」。文字どおり世界中をターゲットにした同サービスのコンセプトが高く評価され、テクノロジーベンチャーを表彰する「Tech Venture 2009」のグランプリに選ばれた。ランゲート代表取締役である喜洋洋氏に同社の概要と今後の展開を聞いた。
コンセプトとしては良いと思うのだけど。じゃあ、プロじゃない教師に習いたいと思えるかどうか、っていうところなのかな。その辺はたぶんSNSのコンテンツに依存しそうな予感。で、気になるのが。
–収益化についてはどのように考えていますか?
直近では広告の導入とオプションを追加した有料会員制を導入したいと考えています。そのほかの展開については、まだ具体的には話せないのですが、lang-8というプラットフォームが特性として持つ「クロスボーダー」というところにビジネスチャンスがあると考えています。日本の人が日本の商品を海外に紹介したり、といったことを展開する可能性もあります。提携の話などはまだありませんが、海外で何かやっていきたいという人とは積極的に組んでいきたいと思います。
将来的には、全世界で1億ユーザーを目指したい、米国発のサービスのように世界でスタンダードになるサービスに育てていきたいという思いがあります。ネイティブの力を活用するというコンセプトさえぶれなければ、今後は言語の添削以外にもさまざまなチャンスがあると考えています。
本当に有料会員がつくか、っていうところは甚だ疑問な気はする。そこまで魅力的なコンテンツを提供できれば別だけど、素人の人間に教わることにそんなに価値が出るとは思えないし。となるとやっぱり調達してきたコンテンツと、それに対する人間が感じる価値のバーターになりそうだ。
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