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カテゴリー : 政治

政策議論が進まない

うちわとか、観劇会とか、政治家は身持ちが堅いほうが良いとは思うのですが、政策本流からはやっぱり外れていると思うのですよ、民主党の追求方法は。

民主党の川端国会対策委員長は、記者会見で、小渕前経済産業大臣と松島前法務大臣が辞任したことについて、安倍総理大臣の任命責任を追及するとともに、新しい大臣が所信表明を行うまでは、関係する委員会の審議には応じられないという考えを示しました。

簡単に「審議拒否」とか会見で口にしてほしくないと思う。エボラウィルスの騒動とか、災害の復興とか、対策とか、政策議論としてやることは山積みの筈。

民主 首相の任命責任追及へ 審議拒否も

都知事選挙2014

結局、下馬評通りに舛添要一が都知事に当選したわけなんですが。
今回の選挙は2つの点で歴史に残ったのではないだろうか。

即時脱原発を掲げて立候補した細川護煕が落選したこと。都知事選挙に持ち込むissueとしては、原発は適切ではなかったということか。原発問題は都政から見れば2番手以下に落ちる問題だし、他にもまずは解決するべき問題は山積みされている。都民はそこまで愚かではなかった。小泉純一郎は、自身の郵政選挙の経験を踏まえて持ち込んだのかもしれないが、国政と地方自治は違うのだ。
もう一つは家入一真が示したWEB政治の具体性。twitterで集めた政策は何気に斬新で、ボトムアップの地方政治にはふさわしいやり方ではないかと思う。しかし、惜しむらくはWEBはまだまだ「みんなのもの」ではなく、親和性に乏しいことだ。WEB政治が一般化するにはまだ時間がかかるのではないだろうか。

自民党を選んだわけではない

国民に寄り添う政治、なんて耳さわりの良さそうな単語を民主党が言っているのだが。正直、自民党を選んだわけではなく、民主党を排除した上でmore betterな選択をやろうとした場合、自然と自民党が増えるだけではないかと思う。シナや朝鮮に寄り添う外交はもう2度と見たくないし、国が崩壊していく様子も見たくない。政治はゲームではないが、ある程度ゲームになってしまうのは仕方がないのだと思う。

議論が出来ない国会議員


不思議なんだけど、ゲームにおける質疑時間と同じなんだろうか。つまり、会話は一方向で、安倍総理側からの質問は許されていないんだろうか、この予算委員会というのは。国会の一場面なんだから、質問の趣旨を確認し、お互いに「会話」をして議論を深めていくのは国会議員として当たり前のことだと思うのだけど、この民主党の徳永エリという議員はその基本が出来ていなくて、議員としての素養に疑問符がつくと思う。

とはいえ、この話題も安倍晋三のfacebookが源泉であることを考えると時代は変わった、と思いますね。

官邸機能が崩壊していた話

今日、一番驚いたニュース、的な意味でメモ書き。
官邸に「左翼80人」入り込んでいた 飯島内閣官房参与が明かした「惨状」

しかし飯島参与が「一番ひどかった」と強調したのは、官邸のセキュリティー問題だ。飯島参与によれば、官邸に出入り可能な人間がいつの間にやら増えており、その数は1300人に及んでいたという。さらに飯島参与は、「個人的な調査の結果」として以下のように語った。

左翼的、というのが何とも微妙な話ではあるけれど、官邸というのは国家中枢的な意味合いが強いわけなんだから、誰でも彼でも入れることが許されるわけでもない。

「左翼的」の基準や「前科の種類、ならびに具体的な調査方法については明らかにしなかったものの、飯島参与は、「(こうした人間を通じて)もし外交・安全保障や為替の問題が外に漏れたら、安倍内閣は沈没ですよ」と憤懣やるかたない様子で、「内調(内閣情報調査室)や警察は何をやっていたかということだ」と声を荒らげる。すでに該当人物からは入館パスを「没収」したという。

自民党側のバイアスを多少差し引いて読むにしても、かなり民主党政権の負の遺産は残っているとみるべきだろうか。

未来の党分裂

衆議院選挙は自民党の圧勝と言って良かった。地方首長を党首なり、代表に近い位置で掲げた政党は早晩破綻するんだろう、とは予測していたが、太陽の党を吸収した維新の会はそれなりに生き残りそう。問題は滋賀県知事を戴いた未来の党。小沢一派を吸収したが、上手くいかず、脱原発の理念は結局はクレームだけが先回りして、ワラントが出なかった。

 日本未来の党は24日夜、結党後初の両院議員総会を都内で開いた。嘉田由紀子代表は阿部知子前社民党政審会長を共同代表にするなどの人事を提案したが、小沢一郎氏に近い議員らが拒否。逆に小沢氏を共同代表とするよう提案されたが、嘉田氏は応じず、結論は持ち越された。

結局、想定していたよりも国民は冷静だった、というところで良いだろうか。当座の結論としては。

日本未来の党、共同代表案で真っ二つ 嘉田氏は阿部氏、小沢系は小沢氏

社会保障はどこまであるべきか

はてな増田で内科医が生活保護受給者の態度を問題にしているようなのだけど、結局この国は最低限度の生活を保証しすぎなんじゃないのかという気がしないでもない。一方で、そこまでやるから世界一の治安が維持されているのだろう、という推論も出来る。あちらを立てればこちらが立たず、なんともし難い問題ではある。結局は人間の知性の問題じゃないかという気がしますけどね。民度とも言えるか。

日本代表の勝利の後で渋谷の交差点が燃えるのも、何だか民度が下がったような気がしてならない。

橋下に飲み込まれる

石原慎太郎首相は確かに見てみたい。国会議員時代に大した実績がない、という人もいるようだが、都知事時代にはある程度の実績はあると思って良いと思う。的はずれな実績もありますけどね。五輪招致はいらないだろ、と思うわけなんですけど、政治とか行政というのは最大公約数なわけで、個人視点や、思いだけが正しいとは思わない。

ただ、石原慎太郎が去った後の維新がどうなるかが見えないのが心配。橋下が国政へ出てくるのか。老獪な国会議員先生とやり合えるのか。あるいは全てが飲み込まれていくのか。変革者としての彼は確かに有意だが、その後の長い目でみたビジョンが見えてこないのだと思う。そこが心配。

期待できない政治

石原慎太郎の新党が立ち上がって、野田は解散を模索し始めて、輿石が止めているという。

期待出来ない政治。

大衆は民主党を選ぶという愚を犯した。震災とか、いろいろ理由はあったにせよ、求められている解散総選挙を実施しない所を考えると政治には期待できないのだと思う。ある種で特権階級にあるのがこの国の政治家なので、まずはその「特権」を取り除く所から始めるのが良いのかもしれません。