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裁判はショーではない。

裁判員制度が始まって話題ですけど。質問をした位でこんなにニュースになってしまうのはどうなのか。

専門知識を持たない裁判員がどれだけ積極的に裁判に参加できるかが課題とされる初の裁判員裁判。2日目となった4日午後、初めて裁判員が質問し、国民参加が一歩進んだ格好だ。ここに至るまでには秋葉康弘裁判長が工夫していることがうかがえる。

この裁判長は称賛に値するとは思うが、所詮、裁判長は裁判長にすぎない。司会進行でも、タイムキーパーでもない。工夫している、なんて言われてしまう時点でまず、マスコミの受けの姿勢ができていないって事なんだよなあ…

ちなみにね。

ただ、弁護側の評価は微妙だ。この日の閉廷後、吉田繁実弁護士は「裁判所としては工夫しているんだろう」と好意的に評価する半面、「(別室で)裁判官が裁判員の質問を聞いて整理してしまっているのではと誤解を与えてしまう。法廷の場で『質問はありませんか』とやったほうがいい」と指摘。裁判員の発言を自然に引き出すのには、まだまだ試行錯誤が必要といえそうだ。

こんなこと本当にやって、「質問はないですかね」なんてやったら、それこそ裁判長の威信は地に落ちると思うよ。

裁判員2日目 初の直接質問、裁判長が発言促す工夫

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