神奈川の禁煙条例
神奈川県の禁煙条例。もう少し世論として話題にしてもいいんじゃないかと思うのだよね。僕は喫煙者だけど、パチンコはやらない。競馬もやらない。スロットもやらない。でも、居酒屋には行くし。バーにも行く。酒を飲めば煙草は吸いたい。この辺個人の嗜好の問題。ファミレスだって、いまやエアーカーテンで分煙している時代。一律禁煙ってのはどうなのかね。
松下政経塾育ちの政治家はダメだ、って言っていたのは会社の同僚だけど。松沢、ホントにそこまで能なしなのか???
「全面禁煙」霧中 パチンコ店・居酒屋・旅館…猛反発 全国初の条例めざす神奈川
神奈川県が制定を目指す飲食店などでの喫煙を全面的に禁じる全国初の条例をめぐり、対象となるパチンコや飲食などの業界が激しく反発している。松沢成文知事は、理解を求めるため県内の旅館や居酒屋、パチンコ店への行脚を続け、骨子案を9月県議会に示す意向。知事周辺には妥協もやむを得ないとの声も出始めており、「全面禁煙」を貫けるのか知事の姿勢に関心が集まっている。
「客の8割は喫煙者。死活問題だ」「禁煙にしたことがあるが、売り上げが激減した」。7月に松沢知事が県内のパチンコ店を視察した際、店側は強い危機感を訴えた。「空調設備を付けるなど業界独自の取り組みもしている」と懸命にアピールする場面もあった。
分煙を実施している横浜市内の居酒屋は「売り上げに影響する。全面禁煙は反対だ」。同県湯河原町にある温泉街の旅館のおかみからは「宴会客に禁煙と言いにくい。近くに静岡の熱海があり、団体客を奪われるのではないか」と不安の声が次々と上がった。
聞き入っていた松沢知事は「営業を妨げない形を考えたい」と配慮する姿勢をみせたが、「知恵を出したい」と答えるにとどまり、具体策は明らかにしなかった。
知事は4月の記者会見で「県民を受動喫煙から守るための条例。なるべく例外がないようにしたい」と表明。既に禁煙が進んでいる官公庁や学校、病院のほかパチンコ店、飲食店、旅館なども対象に加える方針を示した。
■知事、妥協におわす
禁煙条例は昨年4月の知事選で松沢知事がマニフェスト(公約集)に掲げた重要政策の一つ。当初は「ホテルを禁煙にすれば寝たばこがなくなり火災が減る」「(中長期的には)県民が健康になり医療費が抑えられる」と実現へ強い姿勢を表明。県医師会などは「医学的見地から全面禁煙を推進すべきだ」と知事の方針を支持する。
「骨子案に全面禁煙の方針を盛り込むべきだ」(県幹部)との意見もあるが、知事は最近、根強い反対を意識し「分煙や規制対象を段階的に広げる方法もある」と妥協をにおわす。「パチンコ店や居酒屋を禁煙にするのは難しい。何らかの努力義務を課す形になるかも」(知事周辺)との声も漏れ始めた。
4月の会見以降、8月20日までに県内外から2700件を超える意見が寄せられ、「全面禁煙」への関心の高さがうかがえる。「議論が起きたことはひとまず成功」と県幹部。だが、条例の制定まで紆余(うよ)曲折が続きそうだ。
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