著作の乱発は価値を下げると思う。
正直、勝間和代という著者が一体何を求めているのかわからなくなるときがある。マッキンゼーの仕事術が出た時のショックに近いものを彼女の著作に出会った時は受けたのだが、さすがに今回の「断る力」にはそこまでのモノがなかった。
![]() |
ふーん。それで?という感じ。最後の40ページくらいはほぼ流し読み。私はフォト・リーディングはしないので、じっくり読むほうなのだけど、それでも流し読み。やっぱり、彼女は自分の原点に一度立ち返ってみたほうがいいんじゃないだろうか。「価値観の押しつけ」ではなくて、成功談を実例を交えて、わかりやすく語り、一般庶民にも実行できるレベルまで落としこむのが彼女の妙技であって、それ以上は本に出してしまうほどではないと思う。せいぜい、雑誌の寄稿レベルでいいのだ。彼女と同レベルで物事をやれる人間は多くはないのだから。
コメントはまだありません。