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ネット広告の認知。

今でこそ、「続きはwebで」なんて言って、net連動広告が多くなってきましたが。実際単発でweb広告を見たとき、その戦略に変化はあるのか、というところで。CNETの記事。マスとは違う、ネット広告クリエイティブのモードと作法

さて、この調査結果を眺めていて面白かったのが、ネット広告では最初に企業のロゴが出てしまうと結果はあまり良くないということです。例えばネットのバナー広告で、最初の方にロゴが大きく出るケースは、総じてパフォーマンスが悪いということがわかりました。

これはある意味「ネットらしいな」と思います。テレビでは番組のコマーシャルブレイクで、出合い頭のような形でCMが何本もどんどん出てきます。そうすると、もう15秒/30秒という時間的規制の中では目立つしかないわけです。どこまで目立てるか、かつそれがどこの企業のCMであるかも認知させなければいけないため、多くの場合、企業ロゴが入りますが、それと同じような作法でネット広告を作ると、実は効果が薄くなってしまいます。

つまり、ネット広告の冒頭にブランドロゴや企業ロゴを出してしまうと、受け手は入り口の時点で「私には関係ない、私の興味の分野じゃない」と判断してしまうと考えられます。そこで終わってしまって、その先をもっと見ようとしてくれません。

まあ、続きはリンク先を見てもらうとして。結局webの広告は見るも見ないも見る側の自由、っていう側面がなきにしもあらずな所がテレビや新聞の「マス」広告とは違うんだよね。となるとやっぱり書かれているように、いきなり有名企業のブランドロゴが入ると、「関係ないね」ってなっちゃうところは正しい。
でも、じゃあ、マスな広告はそうなのか、っていうとそうでもないような気がして。docomoのCMとか、ソフトバンクのCMとか、ストーリー仕立てにして、結局はブランドロゴは最後に来たりする。っていう意味ではキャッチーな入り方をして、「如何に見てもらうか」ってところがweb広告を打つ時の本質じゃないんだろうかね。

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