真田丸#19

茶々と秀吉。稲姫と真田信之。そして茶々と信繁。それぞれの恋路。
それにしても、竹内結子は今作では不思議な魅力があるな、と感じる。それ相応に歳は重ねている筈なんですけどね。稲姫の吉田羊は、これからが出番が本格化というところだろうか。

そして、あたくしたちは、同じ日に死ぬの…

真田丸#18

昌幸の上洛と、真田が徳川の寄騎になるまで。そしてお松姉ちゃんの記憶喪失解消。
田舎と都会の対立構図の描き方というのはこれまでの大河でもいろいろあったけど、あまりにも直接的で笑ってしまった。秀吉が毛皮を身につけていたのも秀吉のキャラクターの描き方としては上手いな、と思った。
お松の記憶喪失の解消がかかとのカサカサ感から思い出すというのもまた然り。

真田丸#17

お松との再会、そして家康と秀吉の対面の区切り。再会というサブタイトルは家康と秀吉にもかかっているのかもね。
次回は昌幸の上洛。お松の記憶喪失はどうなることやら。

それにしても、改めて確認したけど、家康との対面前夜に秀吉がこっそり密会に来るっていうのは徳川家の公式記録に残っていることなのね。半分位は創作かと思ってた。

真田丸#16

「表裏」という表題から、昌幸のほうにフォーカスした内容かと思いきや、大坂政権の表と裏、という描き方。所詮は百姓の身から身を立てたに過ぎない豊臣政権の内実も実はこんなに、という話。
楽しみにしていた稲姫のシーンはイマイチだったけど、これはこれからに期待だろうか。吉田羊はちょっとまだ年齢的に無理がありそうな設定だけど、フォーカスするのは第2次上田合戦だろうから、設定的には丁度良いのだろうな。それにしても、きりの立ち位置というか、狂言回し的な立ち位置が何とも絶妙だな、と思う。

真田丸#14

満を持しての大坂編スタート。
上杉景勝の不器用さ、そして茶々の愛らしさが際立った回。人は物語をドラマに求める。義に生きるとは何か。色々と考えさせられた。
石川数正の出奔が真田信尹の籠絡だったとか、きりが大坂にくっついてくるとか、色々とドラマ的な要素も多かったですな。

それにしても、最後はなんだか中途半端な終わり方。

真田丸#13

第1次上田合戦一回りとお梅のあっけない最期。お梅ここで死ぬんだ・・・とちょっと意外だった。死亡フラグは何回も出していたから、なんとなくな予感はあったにしても、ちょっと哀しい。
それにしても、高砂の史実踏襲といい、今回の大河ドラマは歴史家が自身の思想を忠実に映像化しているんだろうなあ、と想像すると、なんだかワクワクするところがあるな。

真田丸#12

上杉家に人質に入った源二郎と、その周辺。三谷幸喜はやっぱり日常的な描写が巧いね。政治的な駆け引きとか、大局的なストーリー描きよりは日常に近い描きのほうが巧さが出ている。浜辺の大岡裁きの描き方は見事だった。
来週は第1次上田合戦。鳥居元忠のような2線級を差し向けていなければ、どうなったのだろうか。

真田丸#11

信繁とお梅の祝言、そしてその裏での室賀暗殺。
真田昌幸の智謀を強調過ぎるきらいがあるのだけど、後々幸村の章になったあたりで描きにくくならないだろうか。史実がそうだったとしてもだ。
それにしても、お梅は登場当初はかなり野暮ったい印象が強かったのだけど、綺麗になった。演出とは憎たらしい物。

真田丸#10

いつの間にか子供が出来ていたの巻。

おとりが帰還したり、信幸兄上が気張ったり、結構盛りだくさんだったような気はするけど、一番の驚きはいつの間にか子供ができていたよ、との話。やっぱり喜劇が基本路線だから、恋愛沙汰は二の次になってしまうか、三谷さん。とはいえ、次回予告で「祝言を血で汚すおつもりですか…」とあり、何やら伏線の予感もするのは巧さを見せるところだろうか。

真田丸#9

徳川と北条の激突の裏での真田の立ち回りと、上田合戦の前夜迄。正しくは次回が前夜か。
今回は脇役を結構渋い実力派が固めているので、物語の厚みも増しているように感じるし、一方で大規模な合戦シーンが無いところにNHKの懐具合が見えそうな感じもしているのは嫌な見方だろうか。
お梅は、池波正太郎の小説通りならば、源次郎の子を産むわけなんだけど、この辺の恋愛模様は別途ですかね。

昌幸夫婦のシーンが今回の一番の驚きだったかもしれないが。

あ、そうそう。オープニングの鷹の目を通した演出は面白かったね。