エゴ

全てが善意から始まっていて、この人は自分を殺して全体のために働いているのだ、と心から信じることが出来れば従いもしよう。だが、往々において、それはエゴとでも言うべきものにすぎない。自分が自分の言葉をエゴとして理解しているのであれば、まだ救いはあるが、多くの場合においてそんなことは「あり得ない」。所詮、世の中はそんなもんか。

終戦の日

小学校5年生で仙台の中心部の小学校に転校して、2年を過ごした。5年生だったか、6年生だったか、どっちの時か明確な記憶が無いのだが、仲ノ瀬橋の下のほうの地区の老人に戦争体験談を聞きにいけ、というフィールドワークがあった。生々しい戦争の記憶を聴くのは貴重な体験ではあるのだが、当時から大人の言うことを「聴くふり」を覚えて実践していた僕は、「めんどくせーな」という気持ちが立ちつつも、適当に話を流して、その場を終えていた。

見知らぬ大人と話をして、アレコレ聴くのは小学生にはストレスだ。なんであんな授業があったんだろうか。

と思うが、戦後67年の今日、生で戦争体験を語れる人たちが減っていることには何か危機感を覚える。ハイテク化が進み、「手に血がつかない人殺し」(シャア)が減ったであろう、今、歴史史料以上の何か生な語りを何処かに保存しておくのは非常に重要ではないかと思う次第。

ま、左翼史観に汚染された極度な語りはいらないけれど。

明日は終戦の日

ロンドン五輪の最後で韓国の選手が「独島は我が領土」とプラカードを掲げ、韓国の代表チームそのものもそういうセレモニーみたいなことをやろうぜ、と言ったらしいという話もあり。韓国の大統領は竹島に行き、天皇陛下に謝罪せよ、とはっきり言ってしまったせいで、今年は何やら騒々しい。日本政府は相変わらず軟弱外交で言いたいこともはっきり言わず、罵倒を続ける隣人に援助を続けるようだ。何でしょう?この国は。

いい加減どこかで方向修正を出来ないものなのか。

ロンドン五輪雑感


ロンドン五輪が終わりました。雑感としては、それなりに楽しめた感じ。柔道はもうちょっとやって欲しかったし、北島だって何かおかしかったけど、アーチェリーや、フェンシングはメダルを取ったし、メダルの数だけ言えば増えたのだし、スポーツをそんなに重要視していない国としては良かったんじゃないですか。あくまでも国策として、国を挙げて推進しているわけではないのだ、という意味において。
言葉という意味において、閉会式のNHK実況がtwitterでdisられていたようなんですが、今回はアナウンサーの割り振りがちょっと駄目だったような気がする。バレーボールの3位決定戦を伝えたフジの西岡アナは体操の時よりも舌が回っていたのだし、普段から喋り慣れている競技を任せるべきなんだと思う。つまりはマイナー競技を伝えるアナウンサーを増やすべきなんだと思いますけどね。ここはマスコミの商業主義を何とかしないと駄目なんだろうな。BSが増えて、伝える枠そのものは増えているのだから、スポーツを広める意味では、裾野を広げる意味では、テレビでのマイナー競技の放送があっても良いと思うのですが。

トイレ直った

INAXのフィールドエンジニアがきて、結局水栓と、パッキンを交換してあっさり直った。あとは請求書が来るらしいので、いくら取られるか、って感じです。なんか明確な料金体系がわかるといいのにね。町の職人はこのインターネットの時代にも料金体系が明確ではなくて困る。

トイレが壊れた

まあ、そんなわけでトイレの水洗タンクが壊れていて、水道代が倍になったわけでございます。で、横浜市水道局ご推薦の業者さんに今朝来てもらったわけなんですが、結局治らず。10年前のモデルを、こんなに新しい奴だとねー。わかんないんだよねー。などと言われてちょっとブチ切れそうになったけど、部品手配してまた連絡します、と言って帰った割りにはすぐに手配してくれて大変助かった。ただ、まあ、型番わからんので、ちと微妙、とか言われたけれども。

そんなわけで、また明日水道修理。

水道代が倍増した話

水道局が水漏れしてない?って警告のビラをご丁寧に1週間に2回もいれてくれたので、チロチロ鳴いていた水洗タンクの中を覗いてみたら、バリバリに水漏れしていたでござる。水漏れトラブル云々、のよくある業者を呼んでやろうかと思ったのですが、ぐぐってみたら3万とか5万とか取られた、とか泣きの書き込みがワンサカ出てきたので、素直に水道局に電話して、業者を紹介してもらった。朝の8時半に来るとか、なんなの、もう!?って感じなんですが。

というわけで久しぶりにトイレ周り掃除したら、ばかみたいに埃溜まっていて、泣きそうになった。

実況の件


今回も結構オリンピックは観ているほうだとは思うのですけれど、「名実況」ってないなあ、と。歴史的な瞬間というのがそんなにないからかもしれないが。体操をやっていたフジのアナウンサーは絶叫タイプではないし…

オリンピックの裏

女子マラソンが思いの外「モナコ・グランプリ」過ぎて、有森の解説もわかりにくいので、そのまま裏側の競技中継を見ていた。柔道の発祥大国、金メダルでなくては価値なし、とでも言いたげな価値観はこのロンドンで崩壊しただろうか。フェンシングや、アーチェリー、ある意味で期待されていなかった競技が好成績を出して、競技の裾野が広がれば良いな、と思う。
オリンピックの裏側では、ハマコーが死に、野田内閣の迷走は続き、石原がぶちあげた尖閣の話もある。お祭りに熱狂し、重要な話は忘れてしまうのがこの国の良い所だ。そういえば今日は広島原爆忌。原爆と原発を同列に語る輩に辟易しているのは相変わらずだが、諸悪の根源はマスコミにあるような気がしている。

情熱

ものすごく物事を簡単に捉えるのであれば、物事に対する情熱が無くなってしまったのだと思う。他人から痛みを受けたから、他人と関わるのが億劫になり。他人とコミュニケーションすることから痛みを受けたからコミュニケーションをすることに対して情熱が無くなってしまった。