地球連邦軍の前線基地、ルナツーにたどり着いたホワイトベース。だが、民間人の収容を拒絶され、加えて「トリプルエー級」の軍事機密であるガンダムとホワイトベースを無断で扱った、ということでブライトやアムロ達は囚われの身となってしまう。ブライトはシャアの襲撃を警告するが、ルナツー司令のワッケインは耳を貸さない。
一方のシャアは、数人の部下を引き連れ、ルナツーへの潜入、ガンダムとホワイトベースの奪取を試みる。「赤い彗星」に安々と警戒網を突破されたワッケインは、自身の座乗艦であるマゼランを破壊し、ホワイトベースを地球へと送り出す。
科学戦も詰まるところまで来てしまえば、大昔の有視界戦闘に逆戻りというわけだ。
シャア・アズナブル(機動戦士ガンダム第4話「ルナツー脱出作戦」)
ミノフスキー粒子の設定について、説明する台詞なのだが、ミノフスキー粒子の設定自体はかなり後付の部分が多いのは有名な話ではないか。言ってしまえば、モビルスーツのエンジンもあそこまで小型化出来ているのは「ミノフスキー物理学」の成果なのだが、それも後付の話。
軍規、軍規。それが何だって言うんですか。軍人が軍規に則って死ぬのは勝手です。でも、他の民間人がその巻き添えになるのは理不尽ではないでしょうか?ワッケイン司令!
ミライ・ヤシマ(機動戦士ガンダム第4話「ルナツー脱出作戦」)
ジオンとの戦いがまだまだ困難を極めるという時、我々は学ぶべき人を次々と失っていく…寒い時代だとは思わんか?
ワッケイン(機動戦士ガンダム第4話「ルナツー脱出作戦」)
ワッケインの台詞として語り継がれている「寒い時代だとは思わんか?」はここで出てくる。戦況不利の中でルナツーを守り通している司令ならではの「達観」だろうか。