サイド7に潜入したザクを倒したガンダムとホワイトベースのクルー達は出港の準備を急ぐ。ザクが破壊して使用不可能になった部品は敵に機密を渡さないために破壊し、痕跡を消さなくてはならないのだ。
一方、シャア・アズナブルは、その間隙を縫って、サイド7に潜入、地球連邦軍の「V作戦」の手がかりをつかもうとする。
シャア・アズナブルの指揮官としての有能さが光るエピソード。最後の最後でブライトにカメラを破壊されるのはご愛嬌なのかもしれない。有能さを際立たせつつ、その中で物語のキーとなる妹との邂逅が織り混ざってくる。
戦いとは、いつも二手三手、先を考えて行うものだ。
シャア・アズナブル(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)
スレンダーは脱出した。ということは、逆もまた可能ではないのかな?
それでも男ですか、軟弱者!
セイラ・マス(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)
「皮肉屋」のカイ・シデンの頬を張る、セイラの有名な台詞。カイ・シデンが本当の意味で「成長」するのはもっと後段の物語なのだが、カイ・シデンのキャラクターを印象づけ、なおかつセイラ・マスというキャラクターを引き立たせた一言である。
初陣にはやや若すぎるが、古来15,6歳の出陣がなかったわけではない。
パオロ・カシアス(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)
君たちに期待する。
およしなさい!
セイラ・マス(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)
セイラ・マスとシャア・アズナブル、劇中における最初の邂逅。シャアがマスクを取った瞬間に怯むセイラと、その前のシャアのリアクションでお互いがお互いを兄妹として認識していることが解る。サイド7におけるこの最初の邂逅シーンは、その後もシャアが妹を想う時にインサートされることになる。
1機のザクは通常の三倍のスピードで接近します!
オスカ・ダブリン(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)
「通常の三倍のスピード」というシャア・アズナブルの代名詞の初出。後付の設定では、ルウム戦役の際に撃破した戦艦の爆風や、反動を利用してスピードを上げていた、というのがある。ルウム戦役の映像化はMS IGLOOで確認出来るが、実際にそのように描写されている。
見せてもらおうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを。
シャア・アズナブル(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)
当たらなければどうということはない。援護しろ!
シャア・アズナブル(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)
ガンダムがビームライフルを使っていることに気が付いたスレンダーが、「あの武器は見ていない」と叫ぶのに対してのシャアの台詞。確かに「当たらなければ」武器が何であろうと、関係ない。後にUCのビームマグナムの発射シーンでもオマージュされる、劇中の代表的な台詞のひとつ。
一撃で、一撃で撃破か!?
シャア・アズナブル(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)
なんということだ。あのモビルスーツは、戦艦並のビーム砲を持っているのか!?
憎んでくれていいよ。
ブライト・ノア(機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」)