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都知事選挙2014

結局、下馬評通りに舛添要一が都知事に当選したわけなんですが。
今回の選挙は2つの点で歴史に残ったのではないだろうか。

即時脱原発を掲げて立候補した細川護煕が落選したこと。都知事選挙に持ち込むissueとしては、原発は適切ではなかったということか。原発問題は都政から見れば2番手以下に落ちる問題だし、他にもまずは解決するべき問題は山積みされている。都民はそこまで愚かではなかった。小泉純一郎は、自身の郵政選挙の経験を踏まえて持ち込んだのかもしれないが、国政と地方自治は違うのだ。
もう一つは家入一真が示したWEB政治の具体性。twitterで集めた政策は何気に斬新で、ボトムアップの地方政治にはふさわしいやり方ではないかと思う。しかし、惜しむらくはWEBはまだまだ「みんなのもの」ではなく、親和性に乏しいことだ。WEB政治が一般化するにはまだ時間がかかるのではないだろうか。

安全志向としての大企業選択

一番腑に落ちた記事。

学生の大企業志向はミーハーではなく、むしろ堅実!? ‐ 榊 裕葵

いや、もう、そのとおりだと思いますね。やりがいとかいらないんで、残業代下さい。ってセリフがありましたけど、労基法が有名無実で機能していない以上、自分の身を守るために安全なほうへ流れていくのは生命体として当たり前の事だと思う。ほんとに。
安倍晋三が打ち出したブラック企業撲滅運動の成果はまださっぱり見えないけれど、遵法意識を中小企業に徹底するほうが先なんじゃないだろうか。

iOSとHealth check

ウェアラブルデバイスがこの方面にいずれ走ることは容易に予想できたし、jawboneも、fitbitもそれはそれで対応策は考えているのだろうとは思う。

iOS 8とiWatchでは健康チェックが最大の機能に, Appleの役員とFDAが会談

iPhoneが唯一にして、最大の欠点を持っているとすれば、それは電池のもちなのだけど、それがiWatchと呼ばれるウェアラブルデバイスで解決されるのならば、もう、コンテンツで勝負をかけるしかないだろうか。

水彩画

写真を水彩画にするアプリということでメモ。トイカメラ的な何かとしては秀逸ではないだろうかと思う。

カレンダー系アプリへの不満

iOSに限りませんが、カレンダー系のアプリというのは結局システム手帳の代替になるので、様々な情報を効果的に「見せられるか」という部分が重要だと思っている。そういう意味ではiOSのデフォルトカレンダーアプリは入力の部分が少々不満。あるいは、これはgoogleカレンダーというインターフェースに慣れすぎてしまった感も充分にありえるのだけど。Taskと同期できるという意味では、このstaccalは良いのかもしれない。

休めない社会

先だってのノロウィルス騒ぎにかけて、「休めない社会」のまとめを読んで、なるほどねーって思った。

休めない日本 根深い「皆勤」文化の弊害

コメント欄にあったのだけど、ホント、これだと思う。

ポリシーが一貫しているのならば、時に応じて自分の態度を使い分けることは可能なのだが、こういう輩はそうではなくて、自分の都合と空気で使い分けるから取り扱いにくい。大学の時代に休むことを覚えるだろ、っていう話もあるんだけど、大学生のそれと社会人で大きく違うのは「空気」だと思うわ。余計な圧力、プレッシャー。空気を読むこと。空気を読まなくても言いたいことを言える世の中ならば、これだけブラック企業が蔓延して、残業代の未払いが社会問題化することもなかっただろうにね。

沿線火災

有楽町界隈の沿線火災で半日ほど鉄道が止まったようですが。

日本のインフラ、特に東京は脆弱なんじゃないのかという印象を改めて持った。東日本大震災の時も思いましたけどね。沿線火災で半日以上簡単に止まってしまうような構造は改善が必要だろうと思う。予期できないファクターっていうのはそこかしこに存在するのだから。

翻訳の問題

米国大使館が安倍晋三内閣総理大臣の靖国参拝に対して「失望した」というプレスリリースを出したことが話題なんですけど、これは「翻訳」に問題があるのであって、原文をあたると、そんなに強い印象ではないような気がしている。

Statement on Prime Minister Abe’s December 26 Visit to Yasukuni Shrine

December 26, 2013

Japan is a valued ally and friend. Nevertheless, the United States is disappointed that Japan’s leadership has taken an action that will exacerbate tensions with Japan’s neighbors.

The United States hopes that both Japan and its neighbors will find constructive ways to deal with sensitive issues from the past, to improve their relations, and to promote cooperation in advancing our shared goals of regional peace and stability.

We take note of the Prime Minister’s expression of remorse for the past and his reaffirmation of Japan’s commitment to peace.

Statement on Prime Minister Abe’s December 26 Visit to Yasukuni Shrine

まだ、日本は「話が通じる相手」と思われているからこそ、こういうリリースが出ているのであって、どうも事前にすり合わせをしたのではないか、という説がやっぱり正しいんじゃないだろうか。実際はわかりませんけどね。”both Japan and its neighbors”とあるけど、結局問題にしているのは支那と韓国だけなんだし。その辺はアメリカもしっかり認識しているのではないだろうか。「要はわざわざ火を起こすなよ」「ただでさえ面倒くさい状況なんだから」っていう意味に思えるけど、どうだろう。

今更目標管理制度がダメだとか。

目標管理制度がよろしくない、というお話がsocial界隈で話題です。

今更目標管理制度がダメだとか、強調されてもそんなのわかってる。皆わかってる。重要なのは代替案がないってことだ。昔、ある人が言っていたが、「目標管理制度があるところに転職しては駄目だ」。結局満足のいく評価なんて得られないから。

私見で言えば、短スパイラルにして、アジャイルライクな目標管理制度にするか、もう、いっそのこと、恣意的に評価していくから、よろしくね、くらい言えばいいんだと思う。今の目標管理制度だって、多くの部分で「恣意的」なのだから。でも、皆「空気を読んで」そういう制度は発案しない。

日本人だなーって思う。(苦笑)

若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況

厚生労働省が

若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況

を発表した。

正直、始まりはここからだ。やっと線引はした。あとは警告を受けた結果として企業が適法な処置をしたのかどうか。結果として労働者や若者は守られる環境になったのか。それを取り締まることが出来るのか、大切なのはそこだ。今の勤務先の部長は労基法に定められた労働時間超過による健康診断にかかる費用は「無駄である」と言い切った。世の中のブラック企業の管理者の意識なんてそんなもんだと思う。社会を、カルチャーを変えるには取り締まる側がきちんと、100%やっていくしかない。安倍内閣の真価が問われるのはこれからだと思う。