補正予算成立

国民に10万円を配る補正予算が成立したようだ。ゴールデンウィーク明けてからの自粛解除が現実的に見えていない今、スピード感は大事だと思う。

だけど、現実的に10万円を配布する作業、となるとこれはこれで現場は大変な混乱に見舞われるのだろう、ということは想像に難くない。強烈なリーダーシップを拒み、軍国主義への反省、ということで「独裁」を頑なに否定し続けてきて、現実をみてこなかった「ツケ」がここに出ていると本当に思う。

棄てるべきもの

先日、すったもんだした挙げ句に安倍内閣が決めたのが国民1人あたり10万円の現金配布なのだけど、明らかになったのは、このクニが未だに「家父長制」という旧態然としたシステムを信じて疑っていない、という事実であると思う。

DVや、毒親の例を持ち出すまでもないのだろうが、「家父長制」という制度は既に崩壊して久しい。私自身も親父は絶縁した気分でいる。

今回の騒動で、だいぶん、このクニでは「棄てるべきもの」が明らかになったのではないか。家父長制然り。印鑑然り。紙ベースのアレコレ然り。

精神崩壊間近

ここまでリモートワーク、テレワークが精神崩壊を引き起こすようなものだとは想像していなかった。コミュニケーションで発散できていたストレスが発散できなくなってしまっているので、その分、ストレスが溜まりまくっている。

カミーユ・ビダンは最後の戦いで精根尽き果てて、精神崩壊してしまったわけなんだけど、あと数ヶ月、この状態が続くと本当に精神崩壊しそうな気がする。何かしら、こう、発散できる手段というのは複数、マルチに確保しておかないといけないもんなんだな。

コロナウィルスと過ごす

ウィルスが蔓延している、といって、このクニの社会が閉塞的になってから大体1ヶ月位、というところだと思うのだけど、リモートワークになって、本当に極端に運動量が落ちてしまって、他人と交流しなくなったものだから、うつっぽい症状が出てきている。ネガティブな思考とか、体調的にも含めて。

やっかいなのは、そういう症状をコロナウィルスの初期症状だと思い込みがちなところで、本当にそうなのかもしれない、というところ。下手に病院も行けないし、確定検査も受けられないとなると、本当に選択肢が限られてしまう。

麒麟がくる#14「聖徳寺の会見」

聖徳寺の会見は、信長を語るドラマでは見逃せない名場面の1つだ。うつけの格好を道三に見せておいて、そこからの正装への衣装チェンジ。そして、道三の「息子たちは信長の門前に馬を繋ぐであろう」という台詞。そこまでがワンセット。

https://twitter.com/nhk_kirin/status/1251707251519156224

ただ、今回のドラマに関して言えば、前回の続きで裏に帰蝶の意図が隠してある。そこは主人公が明智光秀だから、なのかもしれない。佐々成政と、前田利家をサラッと登場させるところにも脚本構成の美しさを垣間見たような気がする。

https://twitter.com/nhk_kirin/status/1250257675494903809

南果歩が演じる深芳野をあっさり殺してしまったのは、次回、家督相続のためのストーリー展開なんだろうが、彼女のキャラクター設定はもう少し観たかったような感じもある。

【評】ビューティフル・ドリーマー

名作、とか転換点とか、後世に影響を、と謳われていたのは知っていたが、実は観ていなかったうる星やつらの「ビューティフル・ドリーマー」を漸く観た。

うる星やつらシリーズそのモノ、には全く思い入れもないし、基本的な登場人物も知らないが、まあ、面白くはあった。押井守の「原点」が見える感じがする。この後にパトレイバーシリーズが作られるのだ、と思いつつ、何だか感慨深くなる感じがした。

ただまあ、80年代のドタバタコメディアニメ、というジャンルについては、どちらかというと「嫌い」なので、そのへんの折り合いの付け方は難しかったかな。

麒麟がくる#13「帰蝶のはかりごと」

木下藤吉郎の登場、そして正徳寺の会見への前奏曲、という感じ。その中で、兵を調達できない信長の代わりに帰蝶が伊呂波太夫の元へ行き、調達を頼む、それが「はかりごと」。

https://twitter.com/nhk_kirin/status/1249170546455126017

斎藤道三による土岐頼芸追放もあったような気がするけど、帰蝶と伊呂波太夫の対面のシーン、砂金の入った袋を次々と落としながら最後に砂金を落とすシーンは、独眼竜政宗での秀吉の謁見シーンを思い出した。

https://twitter.com/nhk_kirin/status/1249303909400629248

麒麟がくる#12「十兵衛の嫁」

タイトルがタイトルなので、プロポーズからの祝言のシーンがもう少し壮大に描かれることを期待してしまっていたのですが、そこの描写が殆ど無かったのは残念。八重の桜では、あれだけきちんと描いたのにね。

https://twitter.com/nhk_kirin/status/1246633819853033472

妻木照子は、信長の野望にも出てくるくらいのメジャーさ、なんだけど、このドラマではいまいち存在感がまだない。妖精さんのような登場シーンくらいか。今後に期待かな。ただ、今回に限って言えば、織田信秀の死の描き方が美しくて良かったですね。

https://twitter.com/nhk_kirin/status/1246996244158803969

緊急事態宣言とは

政治家近辺が、特に野党近辺が緊急事態宣言を出せ、出せ、というので、実際に何が変わるのか、と思うのだが。

ニッセイ基礎研究所のこの記事が仮に正しいとしたら、ほとんど何も変わらないのではないか、という気もする。

現職の勤務先も、「重要案件に関わるエンジニア」は引き続き出社、という方針だし、もう少し、いや、だいぶん、強制力のある法律を作って、取締ができるようにしないと実効性を伴うような措置はとれないのではないか、と思うのだが、どうだろうか。

負け戦と撤退戦

負け戦はほぼ確定なのだから、粛々と撤退戦の指揮をとるのが指揮官の務めだと思うのだが、やはりこのクニの為政者、責任者たちは誰も責任を取りたがらないらしい。

そもそもの原因は非正規雇用なる仕組みを作り出してしまったかつての政府かもしれないが、ここは、もうドーン、とバラまいて、終わったら解散総選挙で良いではないか、と思うのだが、どうだろう。

その行為が正しかったか、それとも間違っていたのか、なんていうのは後の歴史家が決めればよいのだ。